エルトゥールル号事件から90年、1985年の「奇跡の恩返し」…日本とトルコ、友情と信頼のノンフィクション『日本、遥かなり』発売中

@Press / 2015年11月30日 18時0分

本書書影
 株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 清水卓智)は、2015年11月20日(金)、門田隆将著『日本、遥かなり――エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』を発売しました。

 12月5日に日本・トルコ合作映画『海難1890』が公開されることもあり、トルコ軍艦・エルトゥールル号遭難事件と、1985年のイラン・イラク戦争でのテヘランからの邦人救出の「奇跡の恩返し」が、いま話題になっています。
 1890年(明治23年)、日本にやってきて和歌山県沖で難破したトルコ軍艦・エルトゥールル号を、地元の人々が必死に救助しました。そのことはトルコ国内で感動を呼びました。それから95年の時を経た1985年――、長引くイラン・イラク戦争はこの年の3月、イラクによるイランの都市空爆を契機に戦況が激化し、イランの首都テヘランにもイラク空軍機が襲来するなど、情勢は一気に緊迫しました。テヘランには脱出不能となり窮地に陥った日本人がいましたが、トルコ政府は航空機を手配、在留邦人は無事帰国できました。トルコ政府は「海の恩」を空で返してくれたのでした。
 しかし、この「奇跡の恩返し」には、驚くべきエピソードがいくつもありました。
 映画『海難1890』は史実をもとにした「フィクション」ですが、本書は、実際に1985年に事件に遭遇した民間人、大使館員など多数に取材を敢行。危機に陥った邦人たちが、いかなる焦燥と絶望に陥ったのか、脱出のためにいかなることをしたのか、そして救われた時にどれほどの歓喜と感謝に包まれたのかを明らかにしていきます。さらに、トルコ首相を動かした誠実な商社マンの実像にも肉薄。エルトゥールル号遭難事件の現場となった和歌山県串本町やトルコの描写も交え、「恩返しの奇跡」と「緊迫の脱出劇」の“感動の真実”を余すところなく描き出しています。
 また本書は、それにとどまらず、湾岸戦争、イエメン内戦、リビア動乱で救出された邦人たちにも取材。手に汗握る当時の状況を詳述し、国家が「命」を守るとはいかなることかについての問題を提起していきます。
 国を越えて人々の命を救うという、人間としてあたりまえの行為から生まれる「友情」や「信頼」の大切さに光を当てる、魂が震えるノンフィクション。
 安保法制に揺れたこの一年を振り返りながら、じっくりと読みたい一冊です。

≪定価・判型について≫
定価:本体1,700円(税別)
判型:四六判上製/432ページ

≪著者について≫
門田隆将(かどた・りゅうしょう)
1958(昭和33)年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業。ノンフィクション作家として、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなど幅広いジャンルで活躍している。『この命、義に捧ぐ――台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、角川文庫)で、第19回山本七平賞受賞。


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