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3人乗り125ccトライク「APtrikes125」気になるパワーユニットの仕様は? 横転の危険性は?

バイクのニュース / 2020年6月24日 11時0分

株式会社アライブプラスが販売する小型トライク「APtrikes125」は、普通自動車免許でも運転出来るチョイ乗りに最適な一台です。エンジンや足回りなどはどのような仕様となっているのでしょうか。

■なぜ125ccで登場?

 兵庫県に本社を置く「株式会社アライブプラス」が販売する「APtrikes125」は、普通自動車免許で運転出来る「チョイ乗り系」トライクです。
 
 筆者(藤村のぞみ)も試乗もさせていただき、その楽しさを体感しましたが、さて、気になるのはエンジンです。ずばり、エンジンって何を使っているのですか? 発売メーカー株式会社アライブプラスの渡辺さんに伺いました。

―――エンジンはどこのメーカーの製品を使用されているのでしょうか。

「中国のゾンシェンというエンジンメーカーです。年間生産台数4万台を出荷しているメーカーで、品質には自信があります。車重もありますのでギア比を低速寄りにして、日本用にセッティングしています。外装も中国内で流通するトライクをベースに全幅を100mm、全長を200mm伸ばし、日本用に設計し直しました。現在は部品の供給も安定したので安心してください」。

―――125ccである理由はなぜでしょうか?

中国のゾンシェン製エンジンを使用

「やはり扱いやすいということです。当車両のコンセプトである『ちょい乗り?ちょい載せ』を提示していきたいので、これ以上排気量が大きくなると、『誰にでも乗れる乗り物』ではなくなるような気がしています」。

―――足回りも気になります。極端な質問ですが、横転の可能性はありませんか?

「デファレンシャル機能(曲がる際などに外側のタイヤを早くまわし、内側のタイヤを遅く回しその回転差を吸収)もついていますのでカーブの走行も滑らかです。また、お客様より『揺れが気になる』とのお声を頂いたので、それを受けフロントスタビライザーを試作しました。現状まだ試作段階ですので見た目は雑ですが、かなり効果を発揮しています。完成した際はまずは『オプション品』として設定し、ゆくゆくは標準装備にできればと考えております。

 ブレーキは各車輪にディスクブレーキを装備しているのでしっかり効きます。横転に関しては、APtrikes125の特徴としてはまず自立する乗り物であり、ルーフやカウルなどの外装部はABS樹脂を使用しているので軽く、そして重心は下部にあるので構造上かなり横転の可能性は低いと思います。ただ、もちろんどの乗り物でも同じですが、様々な状況によっては起こりうると思います」。

―――では横転した場合、どうしたら良いのでしょう?

「構造上、フロアボードが引っ掛かり、斜めになってもすぐには倒れないとは思います。ただゴロン! といってしまえば、外装部等を持ち、起こしていただければと思います。成人男性が2人いれば概ね大丈夫と思いますが、お一人でもうまくやればできると思いますよ」。

※ ※ ※

 坂道は? バックギアは? 取り回しは? APtrikes125について知りたいことが止まりません。次回は「では、近くの坂道に行ってみましょう」をお送りします。まだまだレポートしますのでお楽しみに!

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