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米国モーターサイクルの歴史 二輪博物館『WHEELS THROUGH TIME』に現存する当時の車輌たち

バイクのニュース / 2020年9月25日 11時0分

アメリカに実在する世界屈指の二輪博物館『Wheels Through Time(ホイールズ・スルー・タイム)』は、世界中の旧車ファンが憧れる私設ミュージアムです。展示車両の一部をご紹介します。

■アメリカン・クラシックの群雄が形成するサンクチュアリ

 アメリカ・ノースカロライナ州の町マギーバレーにある『Wheels Through Time(ホイールズ・スルー・タイム)』(以下、WTT)は、3700平方メートルという広大な敷地に置かれた“ハコ”に常時350台の歴史遺産が展示される二輪車博物館です。

 言わずと知れたハーレー・ダビッドソン(以下、H-D)を筆頭に、Indian Motorcycle(インディアンモーターサイクル)やExcelsior(エクセルシャー)、Henderson(ヘンダーソン)、Crocker(クロッカー)、Flying Merkel(フライングマーケル) など、メジャーからスモールレーベルまで約25社の車両をラインナップしますが、全ては“1900年代から1970年代の米国製”という共通項を持っています。

 メーカーのプロトタイプからファクトリーレーサー、ガレージメイドのワンメイクまで、“超”の付く希少車や、詳細不明のカルトバイクまでが混在する唯一無二のプレゼンテーションに加え、腰を据えて見るなら丸1日では足りない圧倒的質量もWTTの真骨頂です。

 蛇足ですが、H-Dの本拠地ミルウィーキー本社には『The Harley-Davidson Museum(ハーレー・ダビッドソン・ミュージアム)』という企業博物館が併設されますが、ヴィンテージモデルに限って言えば、WTTのラインナップは質と量のどちらをとっても本家のそれを凌ぐものです。さらに驚くべきは、このアメリカン・クラシックの殿堂を、館長のDale Walksler(デール・ウォークスラー)氏が一代で築き上げたという事実でしょう。

350台の展示車両は年代やカテゴリーによって大別させるが、どのコーナーも時代考証を踏まえた緻密なディスプレイが展開される。ヘリテイジバイクを引き立てる什器や小物も希少なヴィンテージ(写真/Ken Nagahara)

 全米はもとより、世界中の旧車狂が巡礼に訪れる二輪車の聖域。WTTが秘蔵するモーターサイクルは、古き良きアメリカの断片に他なりません。

■【画像】ROLLER MAGAZINEのInstagram

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