『ゴジラ-1.0』作品賞など最多8冠で圧倒!山崎貴監督ガッツポーズ【第47回日本アカデミー賞】
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年3月8日 22時52分
第47回日本アカデミー賞授賞式が8日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、映画『ゴジラ-1.0』が最優秀作品賞、最優秀助演女優賞(安藤サクラ)、最優秀脚本賞(山崎貴)、最優秀美術賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞と最多8部門で受賞した。
『ゴジラ』シリーズ70周年記念作品となる本作では、戦後、焼け野原となった日本に現れたゴジラが、戦争の惨禍を生き抜いた人々に襲い掛かるさまが描かれた。今月4日には国内での興行収入が60億円を超え、2023年に公開された実写映画として最大のヒット作に。日本映画として初めて米アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされるなどその旋風は世界に広がっており、世界興収は1億672万2,608ドル(約160億円・1ドル150円計算 / Box Office Mojo 調べ)を上げる大ヒットとなっている。
最優秀作品賞が発表されると、脚本、VFXも担当した山崎監督はガッツポーズし、キャスト陣は笑顔で祝福した。ゴジラのフィギュアを手に舞台に上がった山崎監督は、「本当に皆さんとゴジラが獲った賞だと思います。作品賞って一番うれしいです。スタッフ、キャスト全員でお祝いできるので、めちゃくちゃうれしいです。本当にありがとうございました」と喜びを表現。
『ゴジラ-1.0』が席巻した授賞式だったが、役所広司(『PERFECT DAYS』)と安藤サクラ(『怪物』)が『ゴジラ-1.0』勢を抑えて最優秀主演男優賞と最優秀主演女優賞を受賞した際には、「ゴジラの牙をちょっと抜くことができた感じ」とその無双ぶりを踏まえてジョークにする一幕も。エグゼクティブプロデューサーの臼井央は「ありがとうございます! 途中から牙が1本1本抜かれていくので、これは『ゴジラ-1.0』死んじゃうのかなと思いましたが、死なずに、最後、この作品賞を頂くことができてうれしいです!」と喜びを爆発させた。
主演の神木隆之介は「監督をはじめ、スタッフ、キャストの皆さまが一丸となって、ゴジラに立ち向かっていって、そしてゴジラに引っ張っていってもらえたのだと思います。今こうやってあいさつをさせていただくことになり、本当に感謝と『おめでとうございます』という気持ちでいっぱいでございます」と語り、同じく主演の浜辺美波も「本当にスタッフの皆さん、キャストの皆さん、全ての方にこのトロフィーを切り刻んでお渡ししたいぐらいの──わたしが言うことではないですけど(笑)──感謝の気持ちでいっぱいでございます」とにっこり。
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