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平泉成、80歳で映画初主演!Aぇ! group・佐野晶哉と58歳差の師弟役

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月3日 6時0分

 約60年のキャリアを持ち、今年80歳を迎える俳優の平泉成が、あるた梨沙の同名漫画に基づく『明日を綴る写真館』(6月7日公開)で初の映画主演を務めることが明らかになった。自身の趣味である写真撮影ともリンクする役柄で、さびれた写真館を営む鮫島を演じる。その鮫島に弟子入りを志願する気鋭の若手カメラマン・太一役で、アイドルグループ・Aぇ! groupの佐野晶哉(22)が出演。自分に素直になれない共通点を持つ鮫島と太一が、人々の抱える想い残しのために奔走し、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こすさまが描かれる。あわせて鮫島と太一の姿を捉えたポスタービジュアルと予告編も公開された。

 近年は大河ドラマ「青天を衝け」(2021)、映画『おまえの罪を自白しろ』(2023)、ドラマ「正直不動産スペシャル」(2024)などに出演し、今年6月に80歳を迎える平泉。本作での主演に、「秋山(純)監督から「映画を一緒にやりましょう」とお誘いを受け、お話をお聞きしたところ、なんと主演での出演でした。いつの日かこんなことも・・・と 60年、コツコツと積み重ねてきたつもりの俳優人生でした」とコメント。「佐野くんは素直でチャーミング、とてもとても良かったです」と佐野の魅力に触れている。

 一方、佐野は平泉と同じく本作のメガホンをとった秋山純監督と中井由梨子脚本による映画『20歳のソウル』(2022)に出演しており、「「またかならずやろう!」と言ってくださっていた秋山監督と中井さんの作品に、もう一度出演させていただき撮影期間は喜びの毎日でした。日常に綴られている愛を思い出せる温もりに溢れた作品です。成さんと鮫島さんの背中を重ね合わせながら太一と共に成長させていただきました」と撮影を振り返っている。

 鮫島と太一を取り巻く面々のキャストも発表。ウェディングプランナーとして活躍する太一の母・冴絵役に黒木瞳、鮫島の妻・桜役に市毛良枝、鮫島写真館に訪れる客・牧役に佐藤浩市、牧の妻・悦子役に吉瀬美智子、太一の父親役に高橋克典、街のケーキ屋を営むパティシエ・杉田役に田中健。美保純、赤井英和、嘉島陸、咲貴、田中洸希(SUPER★DRAGON)らが名を連ねる。

 予告映像は、鮫島と太一の出会い、そして想い残しを抱えた写真館を訪れる人々の人生の瞬間を切り取ったもの。鮫島と出会う前は他人に関心を持たず淡々と写真を撮っていた太一だが、鮫島が撮った写真に感銘を受け、弟子入りを志願。遺影を撮りたいと願い出る牧(佐藤浩市)や、ホスピスで療養生活を送る雪代(美保純)らの人生に触れていく。「被写体を撮ることだけが写真家の仕事じゃないだろ」と客の心残りや後悔に向き合う鮫島や、感情をあらわにして涙を流す太一の姿も見られる。

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