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『猿の惑星』監督、シリーズ継続を躊躇していた 最新作は過去作未見でも「100%楽しめる」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月15日 7時10分

 SF映画『猿の惑星』の完全新作『猿の惑星/キングダム』(5月10日全国公開)を手がけたウェス・ボール監督が、製作当初の素直な気持ちを明かすと共に、最新作に込めた思いを語った。

 人類が知能を持った猿に支配されているという衝撃的な設定で、世界中のSFファンを虜にした『猿の惑星』シリーズ。完全新作となる『キングダム』では、シリーズを一度も観たことがない人も楽しめる作品にするため、ストーリーや時代設定、物語の構図に思い切った変化を加えることに挑戦した。「この映画のトーンはこれまでのシリーズとは違います。でも過去作を無視するということではありません。僕はそこに敬意を持ちながら新たなことを取り入れるという絶妙なバランスを目指しました」とボール監督は明かす。

 猿を導く主人公・シーザーの姿を描いた新三部作は、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017)で幕を閉じた。ボール監督は、「最初はこのシリーズを続ける必要があるのかと躊躇しました」とシリーズを継続するかどうか考えたという。「既に過去作は区切り良く終わっていたので、そこに続編を作るということに興味を持てなかったのです。しかし僕は、このシリーズ特有の世界観を活かしながら新たな物語を作るやり方を見つけたのです」

 プロダクションデザイナーのダニエル・ドランスも「我々の大きなチャレンジは、この映画を過去作を含む他のどの作品とも違うものにすることでした。ストーリーも過去の『猿の惑星』とは異なります」と明かしており、製作陣は全く新しい『猿の惑星』の物語を生み出すことに注力した。

 そして生まれたのが、『キングダム』の新時代設定とキャラクターたちだ。舞台は、支配者が人間から猿へと移り変わった300年後の世界。野生化する前の人間を知らない若き猿・ノア、人世界を覆す秘密を抱える人間の女性・ノヴァという新しい主人公たち、“人類と猿の共存に希望を持つ者”と“徹底的に人類を排除しようとする者”という新たな構図が描かれる。

 完全新作だが、シリーズに対する敬意も忘れてはいない。ボール監督は「僕たちは過去作の流れを捨てた訳ではありません。シーザーのレガシーが300年後の世界でどう引き継がれているのかも、本作に落とし込みました。また、猿のビジュアル、テクノロジーなどの面からも過去作の雰囲気を感じてもらえると思います」と過去作へのリスペクトを明かした。(編集部・倉本拓弥)

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