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藤ヶ谷太輔&奈緒、実写版『傲慢と善良』でW主演!雪下まゆによるティザービジュアルも

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月24日 7時0分

 直木賞作家・辻村深月の累計発行部数90万部を突破する小説を実写映画化した『傲慢と善良』(9月27日公開)で、藤ヶ谷太輔と奈緒がダブル主演を務めることが発表された。2人はドラマ「やめるときも、すこやかなるときも」以来、4年ぶり2度目の共演となる。

 本作は、『朝が来る』『ハケンアニメ!』などの映画化が相次ぎ、本屋大賞受賞作『かがみの孤城』はアニメ映画化もされた辻村の同名小説が原作。西澤架と坂庭真実はマッチングアプリで出会い婚約するも、その直後に真実が突然失踪。架が彼女を探すうちに知りたくなかった過去と嘘が明かされていき、最後に一生に一度の選択にたどり着くまでを追う。“傲慢”な架を藤ヶ谷が、“善良”に生きてきた真実を奈緒が演じる。監督は『東京喰種 トーキョーグール』や『サヨナラまでの30分』を手掛け、『ブルーピリオド』の公開が控える萩原健太郎。ドラマ「最愛」などの清水友佳子が脚本を担当する。

 映画化決定前から、原作小説について「一番心に刺さって感銘を受けた小説。もし映像化されるなら絶対に自分が演じたい」と強い意志を見せていたという藤ヶ谷。演じる架についても「子供の頃に置いてきてしまった気持ちが言語化されている。辻村先生が自分のことを知っているのかと錯覚するぐらい」と一挙手一投足に共感を重ねている。一方、奈緒もまた「辻村先生の映画に出るのが夢だった」と明かしており、原作についても「ミステリー要素がありながら、人生の選択について見つめ直すことができる作品。誰のどの部分に共感するか、人によって解釈が変わる面白さもある」と熱弁。そんな2人だけに、辻村自身も「このお二人に架と真実を託せて本当によかった」と絶賛のキャスティングとなった。

 また、書店でも一際目を引く原作のカバーイラストを手掛けた、新進気鋭のイラストレーター・雪下まゆが、映画化に向け、原作版の“その先の物語”を表現するイラストを描きおろしたティザービジュアルも公開。原作版では真実が1人で夜景をぼんやりと見つめている姿だったが、今回は真実が架の肩にもたれ掛かり同じ方向を見ているようで、2人の目線の先はどこか揃っていない。温かい雰囲気の中にもミステリアスな要素が秘められている、見る者の想像力が掻き立てられる1枚に仕上がっている。

 さらに、失踪した真実を探す架の、心配そうにも、切羽詰まったようにも見える表情と、原作の表紙を彷彿とさせる真実の表情の対比が、2人のすれ違いを予感させる場面写真も併せて公開されている。(高橋理久)

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