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「ウルトラマンアーク」辻本貴則、メイン監督で実現した“3分ノーカット”演出 ニュージェネと歩んだ紆余曲折の11年間

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月6日 10時0分

 6日、「ウルトラマンギンガ」(2013)からはじまったニュージェネレーションウルトラマンシリーズの通算12作目となる、新テレビシリーズ「ウルトラマンアーク」が初回放送を迎えた。メイン監督を務めるのは、ケレン味ある演出、ミニチュア特撮へのこだわり、第二期ウルトラシリーズへのリスペクトでファンからも注目されている辻本貴則。放送開始にあわせてインタビューに応じた辻本監督が、ニュージェネ11年間の総括、「ウルトラマンアーク」の演出秘話を明かした。(以下、第1話の内容を含みます)

シリーズ初参加「ウルトラマンX」で芽生えた“貪欲さ”

 自主映画から商業映画に進出した辻本監督は、竹内力主演のビデオパッケージ作品『斬人 KIRIHITO』(2005)、水野美紀主演によるアクション映画『ハード・リベンジ、ミリー』『ハード・リベンジ、ミリー ブラッディバトル』二部作(2008、2009) 、フルCGアニメーション映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』(2017)など作品歴は多岐にわたり、とりわけアクション映画には強いこだわりを持ち続けている。

 テレビ作品にも多数参加しており、EXILE TRIBEのメンバーを中心に据えた「HiGH&LOW Season2」(2016)、AKB48グループ出演の「キャバすか学園」(2016)、NHKによる異色の特撮ドラマ「超速パラヒーロー ガンディーン」(2021)などフリーランスの監督として、映画やテレビと様々な現場を渡り歩いてきた。そして、辻本監督のフィルモグラフィーに欠かせないのが、ウルトラマンシリーズである。

 「ウルトラマンX」(2015)を皮切りに、他の監督陣と共にローテーションを担ってきた辻本監督は「毎年続く中、監督陣は大きく変わることなく続けてきましたが、一作毎に内容や映像を進化させながら、ここまで辿り着いたような気がします」とニュージェネと共に歩んできた道のりを振り返る。

 また、長く仕事をする中で、個々の監督の仕事の流儀も垣間見えてきたという。「たとえば、一人の監督が新しい描写をやったら、“自分もやりたい”と思う監督もいれば、“自分のプライドとしてやらない”という監督がいたり、実にさまざま。別にそこに正解はないし、僕なんかは刺激を受けたらやりたくなるほうで、田口(清隆)さんに“あれと似たような表現やるわ”と普通に言ったりします(笑)。もちろん、アレンジや新しいアイデアは加えますけど。意見交換ができる環境もあるし、いい感じで人と人とが繋がり、歴史が紡がれていっているんじゃないかと思います」

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