クライスラー イプシロン新車情報 掟破りの伊米合作、コンパクトカー!【ニュース・トピックス:クライスラー】

CORISM / 2012年11月21日 8時8分

クライスラー イプシロン

クライスラー、フィアット、ランチア3メーカーの合作コンパクトカー?

 クライスラーは、新型コンパクトカー「クライスラー・イプシロン(Chrysler Ypsilon)」を12月15日(土)より、販売を開始する。

 新型クライスラー・イプシロンは、クライスラーとフィアットのアライアンスから生まれたコンパクトカーだ。今回の新型イプシロンは、まさに複雑。欧州ではランチアで売られ、ベースとなるのは、フィアット500。エンジンなどは、500ツインエアの0.9L、2気筒インタークーラー付きターボエンジン。このエンジンは、電磁油圧式吸気バルブ開閉システムを備えている。一般的なスロットルバルブに代わって、インテークバルブを電子制御することによって吸気をコントロールし、ポンピングロスを低減し燃焼効率を高めるシステムだ。その結果、ツインエアエンジンは63kW(85ps)/5500rpm の最高出力と、145Nm(14.8kgm)/1900rpm の最大トルクを発揮し、JC08モード燃費は19.3km/Lを達成した。2気筒ゆえに、振動はそれなりにあり、まるで、オートバイのようなフィーリングをもつ。

 ボディサイズは、全長3,835mm×全幅1,675mm×全高1,520mm、ホイールベース2,390mmというコンパクトなサイズ。フィアット500のホイールベースを少々ストレッチさせたボディサイズをもつ。ただし、エクステリアやインテリアに、フィアット500をイメージさせるものは無く、イプシロンらしい独自性をもっている。ボディサイズが500よりも大きくなったことや、全体的に高級感をもたせたことにより、ベースの500よりは、若干価格も高めの設定となった。

 フェイスは、サテンシルバーのクライスラー・ウィングエンブレムの水平フロントグリルをもち、スッキリとしながら、シャープな印象にまとめられている。リアドアのアウターハンドルは、二本のラインが交差するピラーの付け根部分に巧妙に隠され、スタイリッシュな3ドアクーペを連想させている。

 新型イプシロンのインテリアは、機能性とエレガンスを同時に追求。何にも似ていないオリジナリティあふれるセンターメーターを採用し、洗練された2 トーンの配色や微妙な色調にまでこだわったクロームトリムも落ち着いた雰囲気を演出している。燃費に貢献する電動パワーステアリングは、スイッチでアシスト量を二段階に切り替えることができる。

 ミッションはデュアルファンクションシステムを採用。電子制御式油圧作動機構がクラッチとシフトレバーを自動的に操作する、自動変速機構付きマニュアルトランスミッションだ。コンパクトカーにとっては、安価にできるミッションではあるが、日本のよく出来たCVTに比べると空走感のあるシフトフィールや、上手に走らせるためのテクニックが必要など、誰にでも勧められるミッションではない。そのため、フォルクスワーゲンup!などもそうだが、試乗時に自分の好みに合うかチェックしたいポイントでもある。

 昔のイタ車、アメ車を知っている世代にとっては、イタ車とアメ車のコラボなどまさに禁じ手。昔は信頼性が低いメーカー同士なので、買ったあとに大変なことになりそうな予感がするだろう。しかし、現在では、不安な信頼性も大幅に向上している。また、フォーユー・プログラムと呼ばれるサポートも充実。最長5年の新車保証や故障やトラブルに24時間対応してくれるシステムなども充実してきている。その昔、信頼性では禁じ手だったメーカー同士だが、それさえ払拭されれば、個性派同士のコラボは、まさに強いオリジナリティを持つクルマが大好きなファンにとっては、たまらない1台になるかもしれない。

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