レクサスIS 新車情報/購入ガイド 一部スペック公開! 超低燃費スポーツセダン、レクサスIS300hスピンドルグリルをまといデビュー! 2013年春、国内発売開始。低価格化にも注目だ!【ニュース・トピックス:レクサス】

CORISM / 2013年1月18日 12時0分

レクサスIS ハイブリッド

レクサスIS300h、コンパクトなサイズを生かし、クラウンハイブリッドの燃費を超えるか? 

 レクサスは、デトロイトショーで新型レクサスISを発表した。

 今回発表されたレクサスIS最大の話題は、ハイブリッドモデルであるIS300hが投入されたことだ。ガソリン車のスペックを見る限りでは、大きな進化はみられないようで、3.5Lエンジンに新型クラウンに搭載された8速ATが組み合わされている程度だ。ガソリン車のスペックは、ほぼクラウンと同じで、2.5Lはレギュラーガソリン仕様、3.5Lはハイオク仕様になると思われる。

 IS300hに搭載されるハイブリッドシステムも、基本的には新型クラウンに搭載された2AR-FSE型と呼ばれるエンジンをベースにしたものだ。直4の2.5LエンジンでFF車のハイブリッド車であるカムリの2AR-FXE型とは、似て非なるもの。世界最高の熱効率38.5%を達成している。スペックは、欧州仕様ということで、エンジンの出力がクラウンとは若干異なるが、システム全体の出力は、162Kw(220ps)とクラウンと同じだ。この出力が、3Lガソリン車並といわれることから、300hという名が付けられている。

 気になるIS300hの燃費だが、クラウンハイブリッドと同等の圧倒的な低燃費23.2km/L前後と思われる。若干、IS300hのボディが小さいことから、車重が軽ければ、さらに低燃費化されることが予想される。

 今回のISも、先代モデルと同じプラットフォームを使っていると思われる。トヨタのFR車は、ベースを同じとしたプラットフォームを使い、車種ごとに若干の変更や改善を加え使用している場合がほとんど。クラウンに関しては、先々代から同じで、ホイールベースも2850mm。マークXやレクサスGSも同じだったりする。

 ただ、レクサスISは全長が短いということもあり、ホイールベースは違う。先代となったISは2730mm。コンパクトなFRセダンとして、また、短いホイールベースを生かし、シャープなハンドリングが楽しめた。

 今回のフルモデルチェンジでは、ホイールベースを2800mmに拡大。先代はホイールベースが短いことから、後席の居住性を若干犠牲にしていたこともあり、ホイールベースを拡大して後席スペースにゆとりをもたらそうとしていることを感じさせる。

 ボディは大幅に進化した。従来のスポット溶接とレーザー溶接の長所を兼ね備えた「レーザースクリューウェルディング」や「構造用接着剤」など、新技術を積極的に投入。ボディ剛性を高め、優れた操縦性・走行安定性を実現した。

 レクサスは、トヨタの中でも新技術を投入しやすいブランドといわれている。しかし、それ以上に、新グレードF SPORTの設定によるものが大きい。自らクルマ好きをアピールし、スポーツカーを強く意識する豊田章男社長の目が光っている以上、スポーツグレードを設定することは、もはや絶対条件。主君の意向を汲み取らないわけにはいかない。

 そのため、スポーティバージョン“F SPORT”を設定。専用チューニングのサスペンション、専用内外装デザインのほか、2シータースポーツLEXUS LFAの意匠・機構を受け継ぐ可動式メーターや新工法「表皮一体発泡」を採用したスポーツシートなどの専用装備を搭載した。

 話題のスピンドルグリルも、スポーツセダンを強く意識しているISとのマッチングは良好で、比較的小さなサイズであるISのシルエットをよりワイドに、そして視覚的なローフォルムを上手く演出している。

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輸入車キラーとなるには、低価格化が必要なレクサスIS300h

 さて、気になるのは、レクサスIS300hの価格。

 国内レクサスは、以前不振が続く。その理由は、LSを中心とした高価格帯にもある。高額なために、多くの顧客は法人名義の登録となっていて、一般の個人顧客が少ない。この状況は、先代のクラウンハイブリッドと同じ。新型クラウンでは、ハイブリッド車を大幅に価格を下げ、個人客の獲得と輸入車に流れた顧客を引き戻そうとしている。

 とくに、IS300hは個人顧客の獲得と、BMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラス、アウディA4などに流れた顧客を奪い返す役割を担う。となると、輸入車のエントリーグレード価格が400万円強なのに対して、先代IS250が約400万円というのでは、あまりに高価過ぎるということになる。IS300hは、ハイブリッドという付加価値を得て、輸入車勢と勝負するには、やはり400万円強という価格帯に突入しなければ顧客として、あえてIS300hを選ぶ理由が無くなる。

 レクサスの悩みは、やはりクラウンの存在がある。クラウンハイブリッドが410万円からという価格設定は、まさにIS300hとのカニバリを誘発する。別に輸入車と比較しなくていい顧客にしてみれば、IS300hよりサイズの大きいクラウンハイブリッドでもいいという選択もある。新型クラウンの顔もスピンドルグリルに負けず劣らずのハイインパクト系であることも理由にあげられるだろう。

 また、今回のレクサスIS300hには、不安要素もある。全幅が1810mmという微妙なサイズであることだ。都市圏で個人顧客に売る場合、マンションなどの立体駐車場の制約がある。その多くが1800mm以下という条件だ。クラウンは、キッチリと1800mmにして対応済み。レクサスIS300hが、1810mmで国内で販売を開始すれば、自ら購入できる顧客数を減らすことになるかもしれない。日本マーケットを考えれば、1800mmにすることも考えられる。ちなみに、BMWの3シリーズは日本マーケット用に、全幅を1800mmに変更して輸入しているくらいだ。

 ガソリン車は、今のところアイドリングストップ機能が装備されたというインフォメーションはない。そうなると、ダウンサイジング化され低燃費化が進む輸入車勢との燃費比較では劣勢となることが予想されることからも、一層の価格下げが必要かもしれない。そうならない場合、国内で唯一勝負できるのはIS300hのみとなるだろう。

レクサスISスペック概要

■ボディサイズ
全長 (mm) 4,665 全高 (mm) 1,430 全幅 (mm) 1,810
ホイールベース (mm) 2,800

■IS300hパワーユニットスペック 2.5L直4
・エンジン 最高出力 /kW [hp] /r.p.m 130[174]/6,000
 最大トルク /N・m[kgf・m] /r.p.m 215/[21.9]/4,400
・モーター 最高出力 /kW (hp) 105(141)
 最大トルク /N・m (kgf・m) 300(30.6)
・システム全体 最高出力 /kW (hp) 162(220)

■IS250パワーユニットスペック 2.5L V6
最高出力 /kW [hp] /r.p.m 152[204]/6,400
最大トルク /N・m[kgf・m] /r.p.m 250[25.5]/4,800
6速AT

■IS350パワーユニットスペック 3.5L V6
最高出力 /kW [hp] /r.p.m 228[306]/6,400
最大トルク /N・m[kgf・m] /r.p.m 375[38.2]/4,800
8速AT

2013年1月13日更新 新ハイブリッド車IS300hは、新型クラウンのハイブリッドシステムを流用か?

 レクサスは、米国デトロイトモーターショーにおいて新型スポーツセダン「IS」を出展する。新世代レクサスの顔、スピンドルグリルを装着してデビューする。

 詳細の諸元などは、まだ発表されていないが、新型ISには、待望のハイブリッド車IS300hが追加される。このIS300hに搭載されるハイブリッドシステムは、すでにクラウンに搭載されている世界最高水準の38.5%という熱効率をもつ2AR-FSE型ではないかと予想されている。このハイブリッドシステムの最高出力は162kw(220PS)となり、従来のV6 3Lエンジンをも超える加速性能を得ていることから、300hというモデル名になっているようだ。

 その他のラインアップは、IS250、IS350となっていて、IS300hを含めそれぞれにスポーティモデルF SPORTが用意されるという。ガソリン車に関しては、GSやクラウンをみても燃費など大きな進化が期待できない状況。注目なのは、IS350にクラウンと同じ8速ATが搭載されるかどうかだ。上級車であるGSが6速ATなので、その動向に注目が集まる。

 インテリアは、F SPORT専用装備として、LEXUS初の新工法を採用したスポーツシートを導入。デザイン性と高いホールド性を両立した。よりスポーティセダンらしさの表現として、2シータースポーツレクサスLFAの意匠・機構を受け継ぐ可動式のコンビネーションメーターを採用。レクサスのスポーツラインアップ “F”シリーズのエントリーモデル“F SPORT”にふさわしい、優れた走行性能を予感させるデザインとしている。

 不振が続くレクサスブランド。LSを中心として、高額車が中心のため、法人需要が多い傾向にある。その中で、比較的個人名義での登録が多いCT、HSの小型車はハイブリッドということもあり人気。ガソリン車しか設定の無かったISに、待望のハイブリッドモデルが投入されることで、レクサスブランドに新規の個人顧客が増えることも期待される。また、新型クラウン ハイブリッドが低価格路線でデビューしていることから、IS300hの価格にも注目だ。

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