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マツダ ロードスター新車情報・購入ガイド 装備面を中心とした一部改良、価格も少しアップ【ニュース・トピックス:マツダ】

CORISM / 2014年1月4日 8時21分

マツダ ロードスター

超ロングセラーモデルになりつつあるロードスター。軽い装備面の一部改良

 マツダは、小型オープンスポーツカーであるマツダ ロードスターを一部改良し発売を開始した。現行の3代目となるマツダ ロードスターは、2005年にデビュー。2014年には10年目を迎えるロングセラーモデル。本来ならば、すでにフルモデルチェンジしているのだが、マツダの業績悪化によるスカイアクティブへの集中投資、アルファロメオとのOEM提携などにより、モデルチェンジが遅れている。4代目となる新型マツダ ロードスターは、2015年とみられている。

 そういう経緯もあり、ロードスターもまだ1年はフルモデルチェンジしない状況下にある。そのため、今回の一部改良では、車両のパフォーマンス向上というよりは、装備や質感のアップが施されている。

 大きなところでは、今までアルミホイールとセットとなっていたレカロ製バケットシート(アルカンターラ/本革)を単独オプションとして設定された。マツダは、顧客の要望に応えた結果と説明している。確かに、こういったスポーツカーは、カスタマイズする顧客が多い。最も外観のイメージを変えやすいホイールなどは、後でアフターパーツに変更するので新車を買うときは安いホイールでいいというのも納得できる。また、逆にそれほどいいホイールは要らないのだけれど、シートだけは良いものが欲しいという顧客もいるだろう。選択肢が増えることで、ロードスターを買いやすくなったのは間違いない。

 また、安全装備面では、クルマの横滑りを抑制する横滑り防止装置(DSC+TSC)をRHTのエントリーグレードS RHTにも標準装備した。

 横滑り防止は、もしもの時にクルマの横滑り防止し、スピンなどを抑制する。また、滑りやすい路面でので発進・加速などでも効果を発揮し、クルマの挙動を安定させてくれる。FRのロードスターには、絶対に必要な装置だ。これらの装置は、すでに法律で現在新たに出る新型車には標準装備が義務付けられているほど。しかし、ロードスターに関しては、ソフトトップのエントリーグレードであるSグレードや、NR-Aグレードにはオプションでも装着することができない。法規制前の車両とはいえ、早い段階での標準装備化を望みたいところだ。

 残念なことに、マツダらしい走りのパフォーマンスアップはなかった今回の一部改良。4代目となる新型マツダ ロードスターが出るまでの間、現行車はさらなる進化に期待できるのだろうか? お買い得車の設定は? などにも期待したい。

 また、今回の一部改良により、価格も若干アップしている。2005年にデビューしているクルマだけに、価格据え置きくらいにしてほしいところだろう。

マツダ ロードスター価格、改良内容など

<マツダ ロードスター一部改良概要>
・レカロ製バケットシート(アルカンターラ/本革)をシートヒーターとともに、RS、RS ・RHTグレードに168,000円(両席)で単独オプションとして設定。
・フォグランプの標準装備化。(RS、S RHT、VS RHT、RS RHT)
・ソフトトップ車のルーフ生地をビニール素材から全車クロス/ブラックに変更。エクステリアの質感を向上させた。
・ステアリングとアクセル操作に集中できるステアリングシフトスイッチを、RHTのエントリーグレードS RHT にも標準で装備。
・滑りやすい路面でのコーナーリングや急ハンドル操作時などにクルマの横滑りを抑制するDSC+TSCをRHTのエントリーグレードS RHTに標準装備。

<マツダ ロードスター価格>
・ソフトトップ
S 5MT 2,331,000円
NR-A 5MT   2,451,750円
RS 6MT 2,625,000円
・パワーリトラクタブルハードトップ
S RHT AT 2,730,000円
VS RHT AT   2,940,000円
RS RHT 6MT 2,877,000円

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