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スズキ スペーシギア新車情報・購入ガイド 脱ファミリー!新たな価値を提案するスーパーハイト系軽自動車誕生

CORISM / 2019年1月22日 18時32分

スズキ スペーシアギア

 

販売好調のスペーシアに3つ目のモデルが登場


スズキ スペーシアギアスズキは、スーパーハイト系軽自動車のスペーシアをベースとした派生車新型スペーシアギアの発売を開始した。新型スペーシアギアは、スペーシアに流行りのSUV風デザインをプラスしたモデルとなっている。スペーシアは、標準車とカスタムに加え、スペーシアギアが加わったことで3タイプのモデルがラインアップしたことにある。

ベースとなるスズキ スペーシアは、2017年12月にフルモデルチェンジし2代目になった。初代スペーシアは、2013年に登場。初代スペーシアは、デビュー直後から販売が低迷する。それは、ライバルに対して価格がやや高かったこと。そして、人気グレードであるカスタムのデザインがやや地味だったことが上げられた。そうした弱点を払拭したカスタムZがモデル末期に登場。このモデル投入後、スペーシアの販売台数は上向きに転じた。

こうした失敗から2代目スペーシアは、可愛らしい標準車に対して大迫力のカスタムとメリハリのついたデザインを採用。価格も買い得感があり、発売直後から販売は好調。2018年の販売台数は、152104台を販売。軽自動車車種別販売台数ランキングにおいて2位を獲得した。1位のN-BOXとの差は、まだ大きいものの、モデル末期のタントを超える販売台数を記録している。前年比は145.2%となり、非常に高い伸び率をアピールしている。

 



 

スペーシアにSUVテイストをプラスしたスペーシアギア


スズキ スペーシアギア販売が好調の2代目スペーシアだが、N-BOXとの差はまだ非常に大きいものがある。そこで、その差を何としてでも縮めたいスズキが投入したモデルがスペーシアギアだ。

人気のスーパーハイト系軽自動車だが、このところ閉塞感がある。どのメーカーもナンバー1のN-BOXを研究した結果、似たようなクルマになってきているのだ。こうした状況になると、やはり新しいコンセプトをもつモデルが求められる。こうした閉塞感を打開するために投入されたのが、新型スペーシアギアだ。

スペーシアギアのコンセプトは、明快でマーケットニーズのど真ん中を攻めた。人気のSUVスタイルをスペーシアに導入。ファミリー感が強いスーパーハイト系に、遊び心をプラスした。オリジナリティも高く、スペーシアギアに乗りドライブに行きたくなるような気持ちにもなる。

こうした手法に関して、スズキには成功例がある。それは、ワゴンRをベースとし、同じくSUVルックとしたハスラーだ。ハスラーは大ヒットし、人気モデルとなった。

今回登場したスペーシアギアは、こうした成功例から生まれたモデルと言っていいい。顧客の多様化されたニーズにも対応し、売れる要素は十分。しかも、スズキ以外どのメーカーもこうしたモデルの投入は無い状態なので、ほぼ一人勝ちといえる。

スズキ スペーシアギア

 



 

タフネスさと可愛いらしさが融合したデザイン


スズキ スペーシアギア新型スペーシアギアのエクステリアデザインは、ハスラーと同じく可愛らしい丸型のヘッドランプを採用。そこに、フロントグリル、フロント・リヤバンパー、サイドドアガーニッシュ、ルーフ色などをガンメタリック色に統一。グリルもやや押し出し感のあるデザインとして、SUVらしいタフネスさをプラス。キュートさと力強さを両立したフェイスとなった。

インテリアは、スペーシアと共通。ブラックを基調をしながら、メーターやシートステッチなどにオレンジのアクセントカラーを施し、アクティブさを演出。

スズキ スペーシアギアオレンジステッチが入ったオシャレなシートは、全席撥水加工仕様。アウトドアグッズなどを積んだ時に、汚れや水分をサッと拭き取ることが可能。また、子供の食べこぼしなどでシートが汚れることも回避できる。

シート背面も防汚タイプになっているので、汚れを気にすることなく色々な道具を積載することが可能。元々、ベースとなるスペーシアの積載性や収納スペースは十分なレベルにあるので、新型スペーシアギアでもまったく不満はないレベルに仕上がっている。

スズキ スペーシアギア

 



 

低燃費なマイルドハイブリッドのみの設定


スズキ スペーシアギア新型スペーシアギアに搭載されるエンジンは、660㏄のR06A型直3エンジンをベースとしマイルドハイブリッドシステムを搭載した自然吸気とターボの2タイプが用意された。

自然吸気エンジンの出力は、52ps&60Nmで燃費は28.2㎞/L。ターボエンジンは、64ps&98Nmで燃費は25.6㎞/Lとなった。それぞれのエンジンに、4WDも用意されている。新型スペーシアギアの車重は、880㎏以上になり少々重い。そのため、高速道路や登り坂が多いような道を走る機会が多いのであれば、パワフルなターボモデルがお勧めとなる。

 



 

安全装備、豪華装備も充実しているスペーシアギア


スズキ スペーシアギア重要な安全装備面では、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備である「デュアルセンサーブレーキサポート」に加え、後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」、フロントシートサイドエアバッグを全車に標準装備。どのグレードを選んでも、高いレベルの安全性能をもつ。また、フロントガラス投影式の「ヘッドアップディスプレイ」をメーカーオプション設定とした。

その他の装備では、スリムサーキュレーターや後席両側ワンアクションパワースライドドアなど快適装備を標準装備化。後席右側のパーソナルテーブルや、メッシュタイプの助手席シートバックポケットなども装備されており、なかなか充実した内容になっている。

新型スズキ スペーシアギアの価格は1,614,600円からとなった。スペーシアと比べると、やや高めな印象を受ける。これは、このクラスには無い流行りのSUVルックであることもあり、なかなか強気な価格設定といえる。やや高価とはいえ、これだけ個性的なモデルは他に無いため、十分な価値があるといえるだろう。

 



 

スズキ スペーシアギア価格


・スペーシアギアHYBRID XZ  2WD 1,614,600円/4WD 1,732,320円

・スペーシアギアHYBRID XZターボ 2WD 1,695,600円/4WD 1,813,320円

 

スズキ スペーシアギア代表グレード 燃費、ボディサイズなどスペック


スズキ スペーシアギア代表車種 スズキ スペーシアギアHYBRID XZターボ

ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 3,395×1,475×1,800mm

ホイールベース[mm] 2,460mm

トレッド前/後[mm] 1,295/1,300

車両重量[kg] 890kg

総排気量[cc] 658cc

エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] 64(47)/6000rpm

スズキ スペーシアギアエンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 98(10.0)/3,000rpm

ミッション CVT

タイヤサイズ  155/65R14

JC08モード燃費  25.6km/L

定員[人] 4人

税込価格[円] 1,695,600円

発売日 2018/12/20

 



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