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今、注目の“中東イタリアン”を堪能し 新しい横浜を満喫! 週末トリップに ぴったりの【横浜アート&グルメ旅】

CREA WEB / 2024年3月10日 13時0分

 美しい夜景や洗練された景観、歴史的建造物や異国情緒漂う街並み……、多彩な表情を見せてくれる港町、横浜。ハイカラなことにも新しいことにも敏感なこの街で、近年、新名所と呼べるスポットが続々誕生しています。

 今回は、“大⼈なちょっといい日常”を過ごすために訪れるべき横浜の新名所を「食」「アート」といった視点でピックアップ。週末トリップの参考にどうぞ。


11:00 中東イタリアン「トラットリア タブレ」で新しい食体験を


ウェスティンホテル横浜近くにある「トラットリア タブレ」。

 まず足を運んだのは、みなとみらい駅から歩いて8分、ウェスティンホテル横浜の近くにある複合施設「Living Townみなとみらい」の1階にある「Trattoria Tabulé(トラットリア タブレ)」。大型の商業施設からは少し離れた場所にあるものの、立ち寄った平日のランチ時はオープンと同時に予約客で満席になる人気ぶり。


ガラス張りになった店内は、光が降り注ぎ、開放的な雰囲気。曲線を描いた壁のデザインは中東をイメージ。

店内奥には個室も完備。最大10人まで利用可能。

「トラットリア タブレ」は、「中東イタリアン」をコンセプトに、ミシュランシェフの奥野義幸氏、米澤文雄氏の両名オーナーで2023年11月にオープンしたレストラン。ミシュランシェフのレストランと聞くと少し敷居が高そうですが、ガラス張りになった店内明るくて開放的な雰囲気。落ち着いていながらもカジュアルに来店しやすい空間が広がっています。


中東イタリアンをテーマにしたTabuléのプリフィクススタイルのランチコース「Tabule Lunch Course/4,000円」。

 今、欧米を中心に世界的に注目されている「中東料理」。豆や野菜などヘルシーな素材をスパイスやハーブ、ヨーグルトで味つけした料理が多く、エキゾチックな香りと味わいを楽しめるのが特徴的です。


前菜はピタパンと合わせて。お好みでピタパンに挟んでいただくのもOK。

「トラットリアタブレ」では、日本人にもなじみのあるイタリアンと、今注目の中東料理を融合させた新ジャンルの美食を楽しめます。


ランチコースで選べる「本日のパスタ」。仔羊とスパイスのトマトラグーソース。ヨーグルトとアリッサ。

 イタリアンの定番、仔羊とスパイスのトマトラグーソースには、ヨーグルトにモロッコの調味料であるアリッサを和えたソースをかけて中東風に。エキゾチックな風味がありながらも、トマトベースが味つけの骨格となっているので、食べやすい味わいに仕上がっています。


メインディッシュのひとつ「カリフラワーのロースト」は軸までそのまま食べられる。ソースはピタパンにつけても絶品。

 カリフラワーをメインディッシュにしたヘルシーな一品も必食。ナッツのマイルドさやスパイスの香り、奥行きが緻密に計算されていて、飽きの来ない味わいへと昇華。今までにない美しい盛り付けも見事で、五感が刺激されるひと時を過ごすことができました。

Trattoria Tabulé(トラットリア タブレ)

所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-2-1 LIVING TOWN みなとみらい1F
電話番号 045-307-6333
営業時間 Lunch 11:30-15:00 (14:00 L.O.)
     Dinner 17:30-22:30(21:00 Food L.O. / 22:00 Drink L.O.)
定休日 水曜

Instagram @tabule_trattoria

13:00 日本で一番古いオフィスビルにあるギャルリー・パリでアートに触れる


日本で一番古いオフィスビルにあるギャルリー・パリ。

 お腹を満たしたら、歴史的建造物の多い元町・関内方面へ足を延ばしてみましょう。日本大通り駅から出てすぐにある「GALERIE PARIS(ギャルリー・パリ)」は、明治44年に建てられた、日本で一番古いオフィスビルの1階にある、小さな画廊。

 近年ではトリエンナーレが横浜で開催されるようになり、その展示を観にギャラリーを訪れたことがあるという人も多いのでは。知る人ぞ知る小さなギャラリーは、壮大な美術館に行くよりも気軽に、そしてじっくりとアートに触れることができます。


日本大通り駅周辺は「横浜市開港記念会館」や「神奈川県庁本庁舎」「横浜税関」など歴史的建物が多い。

 横浜開港当時のおもかげを残す日本大通りは、街並みを歩くだけでも雰囲気たっぷり。周りには、「横浜市開港記念会館」や「神奈川県庁本庁舎」「横浜税関」など歴史的建物が多く、観光客で賑わうみなとみらいエリアとは少し違った落ち着いた横浜の風景が広がっています。


クレジット:小林達也・展示風景

 2000年からオープンしている「ギャルリー・パリ」は、現代美術やファッション関連のアートをメインとした展覧会を主に開催しています。重厚感のあるドアを開けると、言葉では言い表せないような独特の雰囲気に包まれます。歴史あるギャラリーの品格ある趣には作家のファンも多く、ここで自分の作品を展示したいという声が多いのだそう。


クレジット:山﨑小枝子・展示風景

 立ち寄ったときは、朝倉摂などのアーティストの作品を含む約40名のアーティストによる展覧会を鑑賞することができました。普段は、個展を開催することが多いそうです。


クレジット:丸山純子・展示風景

 美術だけでなく、建築やファッションなどさまざまな領域のアーティスト作品を紹介しているのも特徴のひとつ。ジュエリー展や受注オーダーなどが開催されたり、アートとファッションが融合した展示も実施しています。


クレジット:フランシス真悟・展示風景

 展覧会は一カ月以上にわたって開催されることもあれば、一週間で終了することもあり、いつ立ち寄っても新しい作品に出会えるワクワク感があります。

 気に入ったものが見つかれば、その場で買い取ることも可能。お気に入りを見つけて、自宅のリビングに飾ったりしてみるのもおすすめです。

GALERIE PARIS(ギャルリー・パリ)

所在地 神奈川県横浜市中区日本大通14旧三井物産ビル1階
電話番号 045-664-3917
営業時間 12:00~18:00
定休日 不定休
http://www.galerieparis.net/

13:30 「カフェ ドゥ ラ プレス」で優雅なティータイム


日本大通り駅に直結した歴史的建造物の中にある「カフェ ドゥ ラ プレス」。

 最先端のアートを堪能したら、「CAFE de la PRESSE(カフェ ドゥ ラ プレス)」で休憩を。日本大通り駅に直結している情報文化センターは、1929年に建てられた横浜市認定の歴史的建造物で、旧・横浜商工奨励館を再利用した4階建ての旧館部分と新たに造られた12階建ての新館部分から構成されています。

 情報文化センター内には「日本新聞博物館」があり、その2階にミュージアムカフェとして2000年にオープンしたのが「カフェ ドゥ ラ プレス」です。


1929年に建てられた当時のスタイルをフランスのパリから家具を取り寄せて再現。

 カフェ ドゥ ラ プレスは、“記者が集まるパリのカフェ”をイメージしたフレンチスタイルのカフェ。横浜らしさを感じる、天井が⾼く開放的で、異国情緒あふれる店内はムード満点。

 内装は歴史的なよさをいかしたデザインに。フランスのカフェで流行していたカウンターのデザインを取り寄せ、当時を再現しています。


日本で現存するイタリアのエレクトラ製のコーヒーマシンはここだけ。

日本で稀少なコーヒーマシンで淹れるカフェラテは格別。

 カフェで使われているのは、イタリアのエレクトラ製コーヒーマシン。現在、日本に輸入代理店がなく、現存するのはこちらのみなのだそう。


春以降は、キウイやシャインマスカットを使ったスイーツを提供予定。

オムレット/800円。

 クレームブリュレやザッハトルテ、アップルパイなどパティシエが手掛ける本格スイーツは、どれも絶品。静かで広々とした店内は、アートの余韻に浸るのに最適です。美味しいコーヒーや手作りケーキを楽しみながら、窓越しに見える日本大通りのイチョウ並木を眺めれば、心からリフレッシュできそう。


マカロン/テイクアウト230円。

 1階には生演奏が楽しめるミュージックレストラン、アルテリーベも併設しています。アルテリーベで提供されているのと同じデザートもカフェ ドゥ ラ プレスでいただくことができるそう。

 また、贈り物に最適なケーキや焼き菓子も充実。駅直結でアクセスがいいので、テイクアウトしやすいのも魅力です。

CAFE de la PRESSE(カフェ ドゥ ラ プレス)

所在地 神奈川県横浜市中区日本大通11 情報文化センター2F
電話番号 045-222-3348
営業時間 10:00-20:00(L.O. 19:30)
     Lunch:11:30-14:00
定休日 月・火曜
https://cafedelapresse.jp/

14:30 ニューヨークスタイル「ブラフベーカリー」のパンをテイクアウト


「ブラフベーカリー」は横浜を代表する地元の⼈に⼈気のニューヨークスタイルのベーカリー。

 次に立ち寄ったのが「ブラフベーカリー日本大通り店」。発色のいい青いカラーを基調とした店構えは遠くからも目立ちます。日本大通り店は、駅近で⼿軽に⽴ち寄ることができ、イチョウ並木にレンガ造りの歴史的建造物が並ぶ絶好のロケーションも魅力です。


ニューヨークのパブリックアートを連想させる青い「BB」のサインが目印。

「ブラフベーカリー」は、横浜を代表するニューヨークスタイルのベーカリー。元町の坂の上に本店を構え、横浜高島屋店・日本大通り店で展開しています。

 海外の人も多く訪れる異国情緒豊かな横浜のパン屋さんらしく、世界中のさまざまな産地の小麦粉を使って、パンの素材や製法にこだわりを持ちながら常に新しいパンを生み出しているベーカリーショップです。


ニューヨークスタイルのパンが100種類近く並ぶ。

 マフィン、シナモンロール、マラサダなどニューヨークスタイルのパンが100種類近く積み上がっていく姿は圧巻!


日本の食パン10選に選ばれた「ブラフブレッド」と同じキタノカオリが100%使われているスウィートコーンブレッド(389円)。

 日本の食パン10選に選ばれた「ブラフブレッド」は、毎日14:30~15:00にブラフベーカリー本店より焼き立てが届けられます。北海道本別町前田農産のキタノカオリが100%使われた、きめが細かくもちっとした食パンで、そのまま食べても焼いても絶品。


人気のキャロットケーキも必食。オリーブオイルとたっぷりの人参で作ったケーキにクリームチーズのアイシングを厚めに塗った人気の一品。

 コロッケバーガーなどのサンドイッチやサラダ類も充実しています。地元の人や横浜で働く人がランチに立ち寄っていくことが多く、昼過ぎになるとパンが少なくなっていることも。近くには山下公園があるので、海を眺めながらブラフベーカリーのパンを食べるのもおすすめです。

ブラフベーカリー 日本大通り店

所在地 神奈川県横浜市中区本町1丁目5
電話番号 045-662-0181
営業時間 月~金曜日11:00~20:00
定休日 土・日・祝日
https://bluffbakery.com/

文=桐生奈奈子

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