1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

猫好きが毎年大注目する アニコム『家庭どうぶつ白書』 猫の名前ランキング5年連続1位は!?

CREA WEB / 2024年3月9日 11時0分


へ~! その名前が1位にゃんだ!

 みなさんは、ペットと暮らす人のバイブルと呼ばれる『家庭どうぶつ白書』をご存じでしょうか。

 ペット保険で知られる「アニコム損保(以下、アニコム)」が、毎年公開している世界最大規模のペット統計データ集で、猫と暮らす人の間でも毎年注目を集めています。

 気になる内容は、猫種ごとになりやすい病気や寿命といった実用的なデータをはじめ、人気の名前ランキングなど、楽しくてためになる情報が満載。

 この『家庭どうぶつ白書』を発表しているアニコムに、白書にかける思いや、猫のためにできることを伺いました。


猫と暮らす人必携! 猫の声として読みたい『家庭どうぶつ白書』


アニコムが毎年公開している『家庭どうぶつ白書』。HPからPDF版を無料ダウンロードできる。

 日本初のペット専門の損害保険会社として、2008年に営業を開始したアニコム。ペット保険シェア10年連続ナンバーワンの実績を誇る同社が、そのビッグデータをもとに動物たちの情報を分析し、まとめたデータ集が『家庭どうぶつ白書』です。

 80ページ以上にも及ぶこの白書の編集に10年以上携わっているのが、広報の兵藤未來さん。実は獣医師でもある兵藤さんに、白書にかける思いを伺いました。

「『家庭どうぶつ白書』は2010年から公開を開始して、私は2012年から編集を担当しています。もともとペット保険の窓口精算の対応などでお世話になっている動物病院様向けに作られたものですが、その根底には、弊社の理念である”病気の予防に役立てたい”という思いが込められています。

 そして、きっとそこに、ペットが健康で長生きするためのヒントが詰まっているので、飼い主さんにもまずペットのことを知ってもらえれば、との思いから、一般にも白書を公開しています」(兵藤さん)

 最新版の『家庭どうぶつ白書2023』は、例年の犬・猫の品種別の疾患の動向に加えて、診療費や高齢期にかかりやすい疾患、寿命や死因に関するデータなども拡充され、読み物としても興味深い1冊になっています。

 また、アニコムの場合、犬や猫以外にもウサギ、フェレット、ハムスター、モモンガ、ハリネズミ、カメなどの情報も紹介されていて、これらすべての動物が保険に加入できるという最近のペット事情にもビックリ! ほかではなかなか手に入らないレアな情報が、無料で読めることにも驚きます。


猫と話せたらいいのに。

 最近はネットやSNSで情報を収集できて便利になった反面、ペットの情報に関しては正しい情報を見極めるのが難しいという兵藤さん。特に猫の飼い主は、犬の飼い主と比べると、生きた情報に触れる機会が少ない傾向にあるため、ぜひこの白書を活用してほしいと話します。

「犬と違って猫は基本的に外に出かけないので、犬のお散歩仲間のように毎日顔を合わせて、情報交換ができる相手がいないという悩みも聞かれます。また、猫は病院嫌いの子も多いので、病院で入手できるはずの情報のアップデートも遅れてしまったりと、なにかと情報難民になりがち。そういった意味でも、猫の飼い主さんは自発的に情報を集める必要があるので、折に触れてこの白書を開いていただきたいですね。

 私たちは、ここに載せているデータはすべて『動物の声』だと思っています。猫に関してもさまざまなデータを紹介しているので、ここから猫のためにできることを読み解いてほしいですね」(兵藤さん)

 近年は、日本国内独自の疫学データとして、学術研究や商品開発など、さまざまなシーンで活用され、動物と飼い主さんの暮らしに役立てられている『家庭どうぶつ白書』。次のページでは、毎年話題を集めているランキングをご紹介します!

2024年の人気猫種&猫の名前ランキング発表!

 アニコムが毎年発表している「人気猫種ランキング」と「猫の名前ランキング」。今年も2月22日の猫の日に合わせて2024年の最新版が発表されました。


※アニコム損害保険の「どうぶつ健保」に新規契約した0歳の猫53,892頭を対象に実施。カッコ内は昨年の順位。

 人気猫種は「スコティッシュ・フォールド」が1位となり、なんと16連覇という偉業を達成! 折れ耳に大きな目、丸みをおびた体がチャームポイントで、穏やかな性格から多くの人に愛されています。


「スコティッシュ・フォールド」がなんと16連覇!

 なお、2位から5位までの猫種と順位も2023年から入れ替えなしという安定感で、昨年7位の「サイベリアン」と9位の「ノルウェージャン・フォレスト・キャット」がそれぞれ順位を上げ、トップ5入りに迫る勢いです。


優雅な印象のノルウェージャン・フォレスト・キャット。

 一方、珍しい猫種では「オーストラリアンミスト」「ジャパニーズ・ボブテイル」「ヨーロピアン・ショートヘアー」の登録もあり、それぞれ契約が1頭だけというレア度。初めて名前を聞いた! という方はぜひチェックしてみてくださいね。

5年連続1位に輝いた、愛されネームとは!?

 アニコムでは、毎年2月22日の「猫の日」に合わせて「猫の名前ランキング」も発表。

 2024年の総合ランキング1位に輝いたのは……今年で5連覇を達成した「ムギ」でした!


※アニコム損害保険の「どうぶつ健保」に新規契約した0歳の猫53,892頭を対象に実施。カッコ内は昨年の順位。

 ムギは男の子部門・女の子部門ともに2位で、アニコムでは「性別に関係なくつけやすい名前ということが総合トップの一因では」と分析しています。

 また、男女別のランキングでは、男の子部門は「レオ」が圧巻の7連覇を達成。女の子部門では、昨年トップの「ルナ」が今年も1位に輝き、現在2連覇中です。総合ランキングでも「レオ」は2位、「ルナ」は3位にランクインしていて、それぞれ昨年から順位を上げ、順調に人気を高めています。

 ちなみに、漢字で表記される名前では、男の子部門は「琥珀」、女の子部門は「茶々」が1位を獲得しました。

 みなさんの愛猫の猫種や名前はランクインしていましたか? これから猫をお迎えする人も、ぜひ参考にしてくださいね。

 後篇では、一日でも長く愛猫と暮らすための、病気の予防や防災について伺います。


お話を伺ったのは…

アニコム ホールディングス株式会社
広報・獣医師 兵藤未來さん

『家庭どうぶつ白書』の編集を10年以上担当。獣医師としての知識を活かし、情報発信や加入者ペットの悩み相談にも対応している。

文=田辺千菊(Choki!)
写真=深野未季、Aflo

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください