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【滋賀県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 圧倒的な長さの花房が連なる藤棚

CREA WEB / 2024年3月30日 9時0分

 寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。

 日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は滋賀県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?


◆三大神社の藤棚


三大神社の藤棚。

 中山道と東海道が交わる要の地・草津市には藤の花で有名な神社が3カ所あり、あわせて「志那三郷の藤」と呼ばれている。

 そのなかの一つ、三大神社には樹齢400年を超えるといわれる藤があり、花房が地面に擦れるほどの長さになることから「砂擦りの藤」とも称される。花房は約2メートルになることもあり、そよ風に揺れる様子がとても美しい。

 志那三郷の藤に数えられる志那神社と惣社神社も徒歩10分ほどの場所にあるので、一緒に訪れてみてはいかが。

見ごろの時期:4月中旬~5月初旬

三大神社の藤棚(さんだいじんじゃのふじだな)

所在地 滋賀県草津市志那町309
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/161/

◆旧和中散本舗


旧和中散本舗。

 栗東市六地蔵は江戸時代には梅木村という地名で、薬屋が軒を連ねる道中薬の名所だった。大⻆家もそのうちの一軒で、徳川家康の腹痛を治した薬として有名な「和中散」を製造販売していたことで知られる。

 大⻆家の邸宅「旧和中散本舗」は現在も当時の場所に残されており、年に2回、春と秋に特別公開が行われる。春には国指定名勝の池泉観賞式の庭園にカキツバタやサツキが咲き誇り、計算しつくされた絵画のように美しいのでぜひ一度見てみてほしい。

 また特別公開とは別に、この地発祥の「百人一首舞」(日本舞踊)などの体験イベントも開催される。

特別公開

毎年春と秋の年に2回

旧和中散本舗(きゅうわちゅうさんほんぽ)

所在地 滋賀県栗東市六地蔵402
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1706/

◆近江神宮


近江神宮。

 近江神宮は、飛鳥時代に大津京を築いた天智天皇を祀る神社。天智天皇が日本で初めて時報を始めたことから、時計に縁のある神社としても知られている。

 百人一首を題材にした漫画・映画「ちはやふる」の舞台でもあり、百人一首のメッカとして聖地巡礼に訪れる参拝客も多い。

 毎年6月30日には大津京の盛時をしのぶ祭典「饗宴祭」が開催され、稚児による古式神饌の献納が行われる。

饗宴祭

開催日:毎年6月30日

近江神宮(おうみじんぐう)

所在地 滋賀県大津市神宮町1-1
https://oumijingu.org/

◆豊郷小学校旧校舎群のツツジ


豊郷小学校旧校舎群のツツジ。

 豊郷小学校は戦前に当時の丸紅専務、古川鉄治郎氏によって寄附された小学校。当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りで、水洗トイレなど最先端設備を完備した「東洋一の小学校」と称された学校だ。

 近江八幡市を中心に活動していたウィリアム・M・ヴォーリズ氏によって設計された校舎は、美しい白亜の洋風建築で、まるで羽を広げたシラサギのよう。

 2009年には改修工事が完了し、現在は図書館などが入った複合施設となっている。

 京都アニメーションの作品「けいおん!」の舞台ではないかとアニメファンの間で話題になり、今でも多くのファンが訪れる人気観光スポットだ。

 毎年ゴールデンウィークごろになると中山道沿いや校舎前庭のツツジが満開になり、赤やピンク、白などの花々が白亜の校舎を鮮やかに彩る。

見ごろの時期:5月ごろ

豊郷小学校旧校舎群のツツジ(とよさとしょうがっこうきゅうこうしゃぐんのツツジ)

所在地 滋賀県犬上郡豊郷町石畑518
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/26785

◆近江米の水田


近江米の水田。

 近江米は、滋賀県(近江国)で生産されるお米のこと。澄んだ空気や水、肥沃な土壌など、自然環境に恵まれた場所で育つため、おいしいと評判だ。

 昔から「米どころ」として名を馳せる滋賀県では、各地で多くの水田を目にすることができる。

 5月上旬に見られる田植え後の水田は、まるで大きな鏡のよう。水田にくっきりと雲が映り、昔から変わらない美しい風景に出会える。

近江米の水田(おうみまいのすいでん)

所在地 滋賀県東近江市

◆びわ湖疏水船


びわ湖疏水船。

 琵琶湖疏水は明治18(1885)年から約5年の歳月をかけて完成した水路。令和2(2020)年には、日本の近代化を今に伝える遺産として日本遺産に認定された。令和6(2024)年4月より大津港までの延伸便も運航。船で水の旅を楽しむことができる。

 疏水沿いは桜やもみじをはじめとした木々が美しく、船から眺める景色は格別。

びわ湖疏水船(びわこそすいせん)

所在地 滋賀県大津市~京都府京都市蹴上
https://biwakososui.kyoto.travel/

◆伊香具神社の桜


長浜市伊香具神社の桜。

 長浜市北部の集落内にあり、長年地元の方々に守られてきた、伊香津臣命を祀る名社、伊香具神社。

 薄いピンク色の八重桜のトンネルが印象的で、近年ひそかにInstagramなどで人気のスポットになっている。

伊香具神社の桜(いかぐじんじゃのさくら)

所在地 滋賀県長浜市木之本町大音688
https://ikagu-jinjya.com/

◆カキツバタ群生地


カキツバタ群生地。

 高島市にある箱館山(はこだてやま)を越えた谷あいの平池に群生する、濃い紫色が美しいカキツバタ。

 例年5月下旬~6月上旬が見ごろで、1万本とも言われるカキツバタが、山々の緑と鮮やかなコントラストを描き出す幻想的な光景に出会える。

カキツバタ群生地(カキツバタぐんせいち)

所在地 滋賀県高島市今津町深清水
https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_161.html

◆政所茶の茶畑


政所茶の茶畑。

「宇治は茶処、茶は政所」と茶摘み唄にも歌われるほど、古くからお茶の産地として知られる、政所などの7つの集落からなる東近江市の永源寺地区。

 こんもりとした茶木が黄緑色の鮮やかな新芽をつけると、雪深い土地で育った在来種の希少な葉を、一つ一つ丁寧に手摘みで収穫する、昔と変わらない滋賀ならではののどかな風景に出会える。

政所茶の茶畑(まんどころちゃのちゃばたけ)

所在地 東近江市の奥永源寺地区
https://mandocorocha.base.shop/about

◆横ヶ峯展望所


横ヶ峯展望所。

 栗東市の南部に位置する金勝山(こんぜやま)の絶景スポット。琵琶湖とJRAの栗東トレーニングセンターを眼下に、対岸の比良山系が一望できる。

 桜の名所でもあり、春にはお花見が楽しめる。天気の良い日は、自転車で訪れる人も多く、サイクリストにも人気のスポットになっている。

所在地 滋賀県栗東市荒張
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/25067

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=佐藤由樹
協力=公益社団法人びわこビジターズビューロー企画広報部

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