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「新居の自動給湯機に感激」岐阜から上京し1年。imaseが明かすNIGHT DANCER誕生秘話

CREA WEB / 2024年5月15日 7時0分

 3年前に音楽を始め、翌年にはオリジナル曲をTikTokへ投稿。その様子がすぐにユニバーサル・ミュージックの目に留まり、半年後にはメジャーデビューを果たした奇才のアーティストimase。軽やかな曲調と高い声音は若年層を中心に人気となり、CMタイアップソングやドラマ・映画の主題歌なども多数務めています。2022年に発表した「NIGHT DANCER」は韓国配信サイト「Melon」総合チャート93位を記録し、J-POP初のTOP100入り(最高位は17位)。その音楽が及ぼす影響は国内に留まりません。

 2024年5月15日にはファン待望の1st Alubm『凡才』をリリースするimase。アルバムに込めた思いや楽曲を制作する日々について聞きました。


「凡才なりの戦い方」は自分の1つのアイデンティティ


ファン待望の1st Alubm『凡才』をリリースするimaseさん。

――1st Alubm『凡才』に込めた思いを教えて下さい。

imase 僕が音楽を始めたのは20歳のころで、それまでは専門的に学んだことはありませんでした。そんな僕の音楽をたくさんの人に曲を聞いてもらうにはどうしたらいいのかを考え続けてきたんです。ピアノやギターが弾けるわけじゃない、ある意味「凡才なりの戦い方」というか。それが今の自分にとって1つのアイデンティティなんじゃないのかなと思って『凡才』というタイトルにしました。

 加えて、ダブルミーニングとして、海外でも人気のある「盆栽」とかけているんです。国内外問わず、このアルバムをいろんな人に聞いてもらえたら嬉しいです。

――アルバムのタイトル案を最初に伝えた相手は誰ですか?

imase スタッフさんたちですね。みんなから「いいね」という反応をもらえましたし、自分の中でも腑に落ちるものになりました。ただ、漢字はいろんなパターンを考えましたね。ダブルミーニングが伝わりやすいようにローマ字にしたり、「凡祭」という当て字にしたり。結局は「凡才」の文字にパンチがある気がして決めました。

――アルバムジャケットはかわいらしいテイストに仕上がってます。テーマを教えてください。

imase アルバムジャケットはダブルミーニングの雰囲気を強くしたかったので、「盆栽」のイメージが伝わるようにお願いしました。

運転している時に“降ってきた”「NIGHT DANCER」


「”凡才”は自分にとって1つのアイデンティティ」と語るimaseさん。

――imaseさんの曲は若年層だけでなく保護者層からも人気で、ライブではお子さん連れの観客も来場するそうですね。

imase 3月に行った「なんばHatch」(大阪府)のライブでは親子でご来場いただいた方が多かった印象です。小学生くらいのお子さんを連れたお母さんやご両親と来ている中高生の方など、いろんな世代の人に来ていただいて嬉しかったです。皆さんノリノリで楽しんでくれていたのも印象的でした。

ーーどの曲が人気なんですか?

imase 社会人の方からは、『でもね、たまには』という曲が人気です。家事や仕事で疲れている時に聞くと共感できて癒されるそうです。

――アルバムにも収録されている曲ですね。imaseさんがアルバムの中で特に聴いてほしい曲はどれですか?

imase もちろん全部聴いてほしいのですが(笑)、アルバムに初めて収録する「BONSAI」「Rainy Driver」「LIT」の未配信曲3曲はぜひ聴いてほしいです。作詞・作曲は歌詞やメロディーが突然降ってくることもあるんですけど、この3曲は「こういう曲を作ろう」と前もって考えてから作りました。聞き心地を大事にしているので、最初に伴奏、次にメロディー、歌詞とつけていきました。

――歌詞やメロディーが降ってきた曲はどれなんですか?

imase 『NIGHT DANCER』『Nagisa』『I say bye』です。『Nagisa』は忘れちゃったけど、『NIGHT DANCER』は運転している時に、『I say bye』は寝ようとしているタイミングで思いつきました。そういう時は、すぐにスマホにメロディーを録音するんです。

 自分はキャッチーな曲が好きなので、聴いた人が覚えやすかったり、鼻歌ですぐに歌えたりする曲を目指しています。でも、そういう感覚って自分ではわからなくなる時があるから、スタッフさんに「どっちが好きですか?」などと尋ねたりしながら制作していますね。

制作時は一人で部屋にこもって


Uber Eatsで麻婆茄子丼を注文するのにハマっていたと語るimaseさん。

――作詞・作曲は、どういう環境で行うんですか?

imase 基本的に一人で部屋にこもりますね。朝10時くらいに起きて、昼過ぎから制作。夜中の1時に終えて、ご飯を食べたりして2~3時には眠るルーティンです。制作する時はMIDIキーボードを使っています。

 時には1日中、部屋から出ないこともあるんですよ。そういう時はUber Eatsを頼みます。以前は麻婆茄子丼にハマっていました。

――なかなかメロディーが思いつかない時はどうしますか。

imase いろんな曲を聴きますね。最近はマーヴィン・ゲイなどの1960~80年代の曲や、MJコールの曲をよく聴きます。韓国アーティストも好きで、TOMORROW X TOGETHERさんの「Happily Ever After」とか、DEANさん、BIG Naughtyさん、NewJeansさんも聴いています。

――制作時に他の人の曲を聴くと、自分のメロディーがわからなくなるのでは…?

imase 僕の場合はインプットをたくさんすることで、自分のメロディーが明確になるんです。逆に他の人の曲を知らずに作ると似ちゃうことがあるんですよね。

湯船に浸かって頭をリフレッシュ


実家の猫との思い出を明かしてくださったimaseさん。

――制作時の息抜きで心がけているルーティンはありますか?

imase 毎日湯船に浸かることですね。実家に住んでいた時は意識してなかったんですけど、何も考えずにぼーっとできるし、体が温まると頭の中がすっきりするんです。

 引っ越しを機に自動給湯器のお風呂に変わって、「あと5分でお風呂に入れます」とアナウンスしてくれるようになりました(笑)。勝手にお湯が溜まる様子に、最初は「革命だ!!」と感激しましたね。それで湯船に浸かるのが好きになって、一時期は全国の名湯を集めた入浴剤にもハマりました。

――素敵なリフレッシュ法ですね。自室に1人でいると「ペットがいたらいいな」と思うことはないですか。

imase 思いますね。猫が飼いたいんです。でも、アジアツアーが入ると1カ月ほど家を空けるかもしれないので、難しいですよね。飼うとしても、タイミングを見極めたいです。

――ご実家でも動物を飼っていたんですか?

imase はい。YouTubeにアップしている動画「アナログライフ」のMVや『imase、上京しました〜✌』に映る犬は実家の犬で、幼い頃は猫も飼っていました。

 猫は僕が幼稚園の頃から飼っていて、気が付いたらそばにいた存在なんです。元野良猫で、飼っている間も半分野生みたいな生活。2~3日は外へ出かけて、気が向いたら帰ってくる猫でした。高校を卒業するタイミングで亡くなっちゃったんですけど。

 猫がそばにいてくれたらいいのに、と思いますね。

imase(いませ)

2000年生まれ。岐阜県出身。20歳の頃に音楽活動を開始。TikTokへ投稿したオリジナル曲が人気となり、2021年に『Have a nice day』でメジャーデビュー。2023年に発表した『NIGHT DANCER』は韓国配信サイト「Melon」総合チャート93位を記録し、J-POP初のTOP100入りを果たす(最高位17位)。2024年5月15日1st Alubm『凡才』をリリースする。

文=ゆきどっぐ
写真=平松市聖
ヘアメイク=向井大輔

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