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【静岡県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。40年以上続く“元祖カピバラの露天風呂”でほっこり

CREA WEB / 2025年1月11日 17時0分

 冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、静岡県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。


◆伊豆シャボテン動物公園


伊豆シャボテン動物公園。写真提供:静岡県観光協会

 約1,500種類の世界各地のサボテンや多肉植物と140種類の動物を一度に楽しめる伊豆シャボテン動物公園。リスザルやカンガルーなどの動物たちと触れ合ったり、エサやりの体験ができたり、公園内の島や海岸をボートで巡る「アニマルボートツアーズ」など特別な楽しみ方ができるスポットだ。

 冬のおすすめは、1982年冬から開催を続けている「元祖カピバラの露天風呂」。ゆったり気持ちよさそうに露天風呂に浸かるカピバラを眺めていると、微笑ましい気持ちになる。

伊豆シャボテン動物公園(いずしゃぼてんこうえん)

所在地 静岡県伊東市富戸1317-13
https://itospa.com/spot/detail_54007.html

◆富士山本宮浅間大社


富士山本宮浅間大社。写真:アフロ

 富士山本宮浅間大社は、全国に1,300ほどある浅間神社の総本宮として、富士宮市のシンボルとなっている。富士山の噴火を鎮めたるために富士山を神として祀った、東海地方最古の社でもある。

 本殿と拝殿は、徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利したお礼として造営した30近い社殿の中で、修復を重ねながらも、当時の姿をそのまま残している。特に「浅間造(せんげんづくり)」と呼ばれる高さ13メートルの二階建てになった本殿は荘厳。江戸時代初期の華やかな寺社建築も見逃せない。

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)

所在地 富士宮市宮町1-1
http://www.city.fujinomiya.lg.jp/sp/fujisan/llti2b0000001lsq.html

◆静岡おでん


静岡おでん。写真:アフロ

 静岡を代表するB級グルメが、静岡おでん。黒はんぺん、牛すじ、練り物や豚もつなどを串に刺し、コク深い黒い汁で煮込むのが特徴だ。もともとは、廃棄処分されていた牛すじや豚もつをおでんの具材として使ってみたところ、人気が高まったと言われている。仕上げには、青のりや魚のだし粉をかけて食べるのが一般的だ。

 寒い冬に熱々のおでんを頬張るのは、至福のひととき。おでん街として「青葉おでん街」と「青葉横丁」が有名だが、駄菓子屋や総菜屋でも売られている。静岡市民にとっては、子どもの頃からおやつがわりに食べていたソウルフードだ。

静岡おでん(しずおかおでん)

所在地 青葉おでん街・青葉横丁
https://shizuokaoden.sakura.ne.jp/

◆白糸の滝


白糸の滝。写真:アフロ

 天下の名瀑として国の名勝及び天然記念物に指定されている白糸ノ滝。幅150メートル、高さ20メートルの絶壁から、大小数百の滝が流れ落ちていく姿は、まるで幾筋もの絹糸をさらしているかのよう。滝の流れる繊細な姿や、細かいしぶきの神秘的な景観から、優美な滝とも称されている。

 毎秒1.5トンもの滝が流れ落ち、滝の周辺には大量のマイナスイオンを発生させることで、キリリとした冷たい風を運びながら、冬の乾いた空気を潤してくれる。

 滝壺近くに立つと、三方が水のアーチとなって特に幻想的。時には虹が見えることも。

白糸の滝(しらいとのたき)

所在地 静岡県富士宮市上井出・原
https://fujinomiya.gr.jp/guide/170/

◆弁天島海浜公園


弁天島海浜公園。

 弁天島海浜公園は、ヤシの木や砂浜で南国ムード満点な浜松の人気観光スポット。この公園の南側には浜名湖に浮かんでいるようにも見える高さ18メートルの赤い鳥居(舞阪町観光シンボルタワー)が立てられている。

 冬至の前後1カ月には、いかり瀬に立てられた赤鳥居の向こうに夕日が沈む、ここだけのフォトジェニックな絶景を眺めることができる。

見ごろの時期:冬至の前後1カ月

弁天島海浜公園(べんてんじいまかいひんこうえん)

所在地 静岡県浜松市西区舞阪町弁天島3775-2
https://hellonavi.jp/detail/page/detail/33529

◆龍尾神社


龍尾神社。

 色とりどりの見事なしだれ梅で有名な龍尾神社の花庭園は、見ごろの時期には多くの参拝者で賑わう観光スポット。

 東海道の東西交通の要衝として栄えた旧遠江国、掛川市にある龍尾神社は、駿河の守護大名今川氏が遠江進出のために築城した掛川城の攻守の要ともされた、由緒ある神社でもある。

 2月中旬から3月上旬にかけて、神社に隣接する花庭園いっぱいに約300本の桃色、白色のしだれ梅が咲き誇るその光景は圧巻のひと言。

龍尾神社(たつおじんじゃ)

所在地 静岡県掛川市下西郷84
https://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kanko/spot-list/tatsuojinjya.html

◆煌めきの丘


煌めきの丘。

 煌めきの丘は、目の前に広がる駿河湾越しに富士山を一望できる、絶好のビュースポット。太陽の位置によって海面がキラキラと輝いて見えることから、この名がつけられた。

 眼下に広がる集落は沼津市井田地区。「美しい日本のむらコンテスト」の集落部門で入賞したこともある、昔ながらの原風景を今なお保つ集落だ。

 井田地区や正面に望む富士山の眺めは、ここだけの絶景。冬には冠雪した富士山がくっきりと見え、さらに菜の花の黄色が華やかさを添える。冬にこそ訪れたい絶景スポットだ。

煌めきの丘(きらめきのおか)

所在地 静岡県沼津市井田218
https://numazukanko.jp/spot/10014

◆花沢の里


花沢の里。

 花沢の里は、奈良時代の東海道といわれる「やきつべの小径」にたたずむ、30戸ほどの静かな山村集落。

 焼津市の山の谷地にある緩やかな上り坂の街道沿いに、石垣と板張りの壁の古民家が続き、川のせせらぎや鳥のさえずりも聞こえて、タイムスリップしたような感覚に。江戸時代の風情漂う街並みは、里山の素朴な自然が残る東海自然歩道へと続いていく。

 冬の寒さの中、冬木立とともにたたずむ集落の風景は、わびさびと懐かしさを感じることができる。

花沢の里(はなざわのさと)

所在地 静岡県焼津市花沢、吉津及び野秋の各一部
https://shizuoka.hellonavi.jp/activity/mankanho

◆天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅


天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅。

 浜名湖湖畔にある天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅は、モルタル造りの駅舎や、駅舎前にある牛をデフォルメしたユニークな形のトイレなど、見どころ豊富な駅。

 レトロな駅舎や、田園風景に沿って運行することから、「原風景に逢える列車」として愛されている。

 冬になると、浜名湖佐久米駅に渡り鳥のユリカモメが飛来し「ゆりかもめ舞う駅」として駅を賑わせる。列車の周りを舞う白く美しいユリカモメの大群は、壮麗な眺め。静岡の冬の風物詩のひとつだ。

天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅(てんりゅうはまなこてつどう・はまなこさくめえき)

所在地 静岡県浜松市北区三ヶ日町佐久米725-9
https://www.tenhama.co.jp/about/station/sakume/

◆陣馬の滝


陣馬の滝。

 富士宮市北部を流れる五斗目木川にかかる陣馬の滝は、源頼朝が「富士の巻狩り」の際に滝の近くに陣を張ったことからこの名がついたとされる、素朴で美しい滝。

 川の上流から流れる水と、溶岩層のすき間から湧き出す水により作られる滝の流れは楚々としており、辺り一帯の静寂を際立たせている。厳しい冬の寒さの中で清らかに流れる優美な滝の光景は心をも清らかにしてくれるだろう。

陣馬の滝(じんばのたき)

所在地 静岡県富士宮市猪之頭529
http://www.city.fujinomiya.lg.jp/kankou/llti2b00000018li.html

文=CREA編集部

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