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経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)向け脳塞栓保護デバイス「SENTINEL™ Cerebral Protection System」日本初登場

Digital PR Platform / 2025年1月29日 15時0分


[画像7]https://digitalpr.jp/simg/1252/103170/600_293_2025012912092767999be797295.png


     図1 試験デザイン           図2 試験結果


大阪警察病院 院長 澤 芳樹先生は「TAVI治療を受けた患者の99%において、塞栓の原因となると考えられる物質が観察されているものの、これまで本邦には臨床的に使用できる塞栓物質を捕捉するデバイスがなかったため、脳梗塞が発生した際には症状に応じた投薬ならびに経過観察等が実施されるのみで手技の時点で塞栓予防はできないという課題がありました。これにより、TAVI治療に不安を感じる患者さんやTAVIを患者さんに勧めることをためらう医師もいたかと思います。しかし、SENTINEL CPSが使用できるようになったことで、患者さんと医師の双方の不安が軽減されるとともに、患者さんのより良いQOLへ貢献できると期待しています。」と述べています。

湘南鎌倉総合病院 心臓センター センター長 齋藤 滋先生は「未だ黎明期であった頃から、TAVIの治療法を取りいれてきましたが、その当時と比べてTAVIに用いられる医療器具は大きく進歩し、さらにTAVIに関わる医学知識と医療技術は大きく発展してきたと感じます。しかし、日本では手技中に血栓等の塞栓物質を捕捉するデバイスがない状態が続き、TAVI後の脳卒中の発症が懸念となる場合がありました。SENTINEL CPSの登場で、脳卒中のリスクが減少し、より安心して治療を受けられることは患者さんにとって大きなメリットであると思います。」と述べています。

当社 代表取締役社長の森川智之は「SENTINEL CPSはこれまで海外の69か国で使用されてきましたが、今回、保険収載としては世界初となる導入が日本で実現し、より多くの患者さんへの治療提供が可能となりました。これまで日本では、TAVI治療時に発生する脳卒中の抑制に対して、塞栓物質を捕捉し脳血管内への侵入を阻止する方法がない状況でしたが、今回の製品導入により、多くの患者さんのより良い予後に貢献できることを願っています。」と述べています。

■大動脈弁狭窄症について
大動脈弁狭窄症は大動脈弁の肥大化や硬化が生じ、大動脈弁の開口部が異常に狭くなり、心臓から十分な血液を送り出すことができなくなるため、心臓に負担がかかる疾患です。典型的な症状としては、息切れ、胸の痛み、足のむくみ、ドキドキする、体がだるい、疲れやすい、気を失うなどがあります。

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