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【電気通信大学】電気通信大学と国立天文台が包括協定を再締結し、異分野連携を強力に推進することを目的とした新たなマッチングファンド型共同研究事業を創設します。

Digital PR Platform / 2024年3月15日 20時5分

【今後の連携強化の取り組み】
マッチングファンド型共同研究事業
電気通信大学と国立天文台は、お互いが持つ研究開発・技術開発の強みを活かし、両機関の連携による新たな価値創造、異分野連携による新たな共同研究の発掘・推進と具体的な研究成果の創出を目的として、マッチングファンド型共同研究事業を開始します。
本事業は、電気通信大学と国立天文台のどちらか一方の「研究代表者」と、他方の「連携研究者」が立ち上げた研究チームによって提案された研究課題に対して、研究費の支援を行います。両機関合同の審査により採択された研究課題に対して、各機関が自機関に所属する研究者の研究費を負担し、競争的資金を獲得する前の段階で研究スタート資金として援助を行う仕組みです。1件当たり両機関総額で250万円程度を基準額とし最大500万円程度の援助を行い、年に数件程度の支援を予定しています。

共同研究の予定と期待する成果
本事業では以下の共同研究の実施を予定しています。

1. 細胞の分化や発生/がん化の仕組みを解明する応力3Dイメージング技術の開発に向けて:
電気通信大学の創薬技術と国立天文台の精密光計測技術を組み合わせ、これまで連携の少なかった両分野の知見を融合することにより、イメージング分野における研究に取り組みます。重力波望遠鏡の鏡性能を評価するために国立天文台が開発した測定技術を電気通信大学の医工学研究に応用して、生体にかかる力の可視化を行います。近年、細胞の分化や発生/がん化といった生命現象中に、生化学反応だけでは説明できない「力学的せめぎあい」があることが示されており、その仕組みを解明するため、細胞にかかる力を可視化する応力3Dイメージング技術を開発します。

2. 光学赤外線望遠鏡「すばる」の高性能化に向けて:
電気通信大学の深層学習に基づくイメージング技術を国立天文台のすばる望遠鏡に導入し、大気揺らぎを補正することで、高解像度な天体観測を実現するシングルピクセルイメージングシステムを開発します。また、国立天文台で得られた天体画像と大気揺らぎデータを横断的に収集した学習用データベースを電気通信大学と国立天文台が共同構築します。この新たなイメージングシステムにより、可視光の波長帯における大気揺らぎの抑制が可能となります。

3. 電波望遠鏡「アルマ」の高性能化に向けて:
電気通信大学の高周波回路設計・解析技術と国立天文台のデバイス作製・評価技術の融合により、超広帯域に動作するマイクロ波回路素子を開発することによって、同時に観測可能な周波数帯域を従来の4倍以上に拡張し、アルマ望遠鏡への実装を目指します。


詳細はPDFをご確認ください。

【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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