NTTとOIST、サステナブルなAI社会の実現をめざし、包括的な研究連携に合意 ~環境・量子・脳神経科学分野などで連携~
Digital PR Platform / 2024年3月27日 11時6分
両者の研究者が最先端の研究で協力したいという希望を基に、双方経営陣の支持を得ながらそれぞれの研究領域に合致する新たな分野を、今後も探求し続けていきます。将来的に、両者で得られた理論的知見をAIモデル化することによって価値を還元し、サステナブル社会の実現をめざします。
3.エンドースメント
・NTT代表取締役副社長(CTO)川添 雄彦
NTTは、多種多様なAIが相互に作用する「AIコンステレーション」の実現をめざしています。AI同士がIOWNで接続されることで、集合知が高速に生み出されていく期待をもっています。OIST学園との基礎研究を通じて、自然現象の原理や人間情動の原理を解明できるようになれば、その原理からさまざまな自然現象・ヒトをそれぞれ正しく再現するAI群を作り上げられると考えています。これら多様なAIを実現でき相互に作用させていくことで、現実世界の真理・真実を捉え、正しく再現できるデジタルツインの実現に近づけられると信じています。
・OIST学長兼理事長 カリン・マルキデス
世界有数のICT企業であり、かつ、広範な分野で研究開発を行っているNTTとのパートナーシップを結ぶことを大変嬉しく思います。OISTとNTTは、基礎科学研究が、世界の諸課題を解決できる新しい発見の礎となるという共通の理念を持っています。本連携によって生み出される成果が、持続可能な世界の実現に向け、多岐にわたる大きな貢献となることを期待します。
【用語解説】
※1 IPCC WGI第六次評価報告書:気候変動に関連する科学を評価するための国連機関である、政府間パネル(IPCC)により報告されたレポート。
※2 Nature Index:著名な科学ジャーナル145誌に掲載された論文をもとに、各研究機関の影響力を算出した指標。この値をもとに国や研究機関のランキングが閲覧できるデータベースも用意されている。正規化ランキングは、質の高い論文数の割合を示しており、その機関の規模に関係なく研究機関の卓越性を示したランキングとなっている。
※3 NTT、OIST:「世界初、NTTとOISTが北西太平洋で、カテゴリ5の猛烈な台風直下の大気・海洋の同時観測に成功」、NTTニュースリリース、2023年5月23日。
※4 OIST:「サンゴ調査に革命を:水中ドローンで准深海の環境DNA解析が可能に」、OIST研究関連ニュース、2024年2月15日。
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