偽動画(ディープフェイク)検知技術を用いたサービス共同開発に着手
Digital PR Platform / 2024年4月23日 15時30分
~エヴィクサー社開発の試用プログラムへの参画決定~
企業が抱えるデジタルリスクを予兆・検知・解決するソリューションを手掛ける株式会社エルテス(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原貴弘、証券コード:3967、以下「エルテス」)は、エヴィクサー株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長CEO:瀧川淳、証券コード:4257、以下「エヴィクサー」)が2023年12月から提供する音響透かしで生成AIによる偽動画を判別するコンテンツ保護開発サービス「EAF(Evixar Audio Forensics)※1」の試用プログラムへの参画を決定し、サービス共同開発に着手しましたので、ご報告いたします。
◆ ◆ ◆
■背景
2022年11月にアメリカOpenAI社がChatGPTを公開して以降、生成AI技術の活用は広がり、デジタル社会は急激に変化しています。一方で、生成AIの登場は、知的財産権の侵害、偽情報・誤情報の生成・発信等、これまでの AI ではなかったような新たな社会的リスクが生じています。これらは、国際的な議論を呼び、2023年5月に開催されたG7広島サミットでは、広島AIプロセスが立ち上げられました。
今後日本においても、総務省や経済産業省が中心となり、AIを活用する事業者(政府・自治体等の公的機関を含む)への安全安心なAIのための望ましい行動につながる指針の遵守が求められることが予想されます。
このような動きに合わせて、2019年6月よりエヴィクサーとエルテスが開始していた、「ディープフェイクによる偽動画等を検出するサービスの共同検討」※2の取り組みを前進させ、企業のレピュテーションリスク対策などに繋がるサービスの共同開発を開始いたします。
■「EAF(Evixar Audio Forensics)」(エヴィクサー)
「EAF」はウェブ上でシステムにユーザー登録、ログインし、動画データをアップロードすれば、システムが動画の音声に電子透かしを埋め込み、動画の音声から音響フィンガープリントデータを生成します。透かしが埋め込まれた素材をダウンロードし、各種メディアで配信してくことが可能になります。一方、疑わしい動画がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで話題になった場合には、その動画をダウンロードし、システムにアップロードして透かし検出とフィンガープリントによる一致検索を行います。その結果、透かし検出がなく、フィンガープリント一致もしなければ、生成AIによる動画と判定することができます。
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