新映画レーベル「New Counter Films」が誕生! 二ノ宮隆太郎監督の新作「若武者」が第1弾作品に
映画.com / 2024年3月5日 14時0分
そんなNCFの第一弾作品となるのは、前作の「逃げきれた夢」が北野武監督の「首」、是枝裕和監督の「怪物」とともに、日本の長編映画として第76回カンヌ国際映画祭に正式出品された二ノ宮監督の新作「若武者」だ。登場人物は工場勤務の渉(坂東龍汰)、居酒屋で働く英治(髙橋里恩)、介護施設職員の光則(清水尚弥)。互いに幼なじみであり、24歳の若者たちである彼らの危うくも滑稽な関係性が、やがて暴力によって破綻に向かっていくさまを描き出す。
この映画の構想は、二ノ宮監督自身が映画を志した20年ほど前になるといい、「どうしてもずっとこの映画がつくりたくて、今回製作することができました。本当に尊敬するすばらしいスタッフ、キャストの皆さんと、ほかにない映画がつくれたと思います」と自負。
そんな「若武者」がなぜNCF第一弾作品に選ばれたのか。NCFの関代表は、以下のように語っている。
「最初に脚本を読ませていただいた時から、もうすでに脚本から伝わってくるパワーがすごかった。とんでもない脚本だと思ったので、すぐにこれをやろうという話になった。ただ脚本はすごかったんですが、できあがった映画はさらにそれを越えていた。NCFの第一弾としてふさわしいものができたなと感じております」
NCF共同代表を務める鈴木代表も「彼とはずっと一緒に映画つくりをやってきた仲で。今回は脚本の時点で二ノ宮隆太郎の純度が高いものができあがった。しかし通常の、映画会社にお金を出してくださいと言いに行くようなやり方でつくられた脚本ではなく、とにかく今純粋に、書きたいものを書いたという脚本だったので。それをどういう風に実現するか、という形を何年もかけて模索していきました。そんな中で、今回レーベルとして立ち上げたというわけです」と明かした。
そしてあらためてNCFで制作された本作について、二ノ宮監督は「とにかく新しい映画をつくるんだという皆さんと一緒に、自由にやらせていただいたというところもありましたし、皆さんと一丸となって、脚本づくりから撮影まで、すごくやりやすい環境をつくっていただきました」と充実感をにじませた。
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