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【手紙全文掲載】土屋太鳳&佐久間大介、内田英治監督からの「結婚式っぽい」手紙に感激

映画.com / 2024年3月18日 13時0分

 「しかしそんな不安もすぐに払拭されました。吐夢という複雑な人間の内面を理解しようと、長い時間話し合ったのを覚えています。生と死、愛の確認と存在、そして人間の孤独。スリラーという娯楽作に込めた私の思いを、見事に吐夢というキャラクターに命を吹き込むことで表現してくれました。映画作家として、これに勝る喜びはありません。そして、年々減ってゆくオリジナル映画を、お客さんも巻き込んで盛り上げてくれたこと。映画は見ていただいたお客さんの物であることを再認識しました」

 続いて土屋への手紙のなかで、内田監督は、「ひとつの家族ともいえる映画の現場。長い共同時間と、過酷な創造性が求められる撮影において、やはり主演俳優が与える安心感が、マッチングという家族を支えたのだと思うのです。スタッフへの心遣い、現場の100人近い人間のモチベーションのキープ、自らの役作りが大変ななか、太鳳ちゃんの存在は本当にありがたかったし、感謝しかありません」と伝える。

 「土屋太鳳が作ってくれた家族は、俳優の結束を生み、作品を生み、たくさんのお客さんを巻き込み、今や大家族となりました。映画が持つ、力を、見せてくれてありがとう。そして公開までの間に、太鳳ちゃん自身にも新しい家族ができたことも、なんとも喜ばしく、我が身のように嬉しい気持ちでいっぱいです。またいつの日か再び、土屋太鳳の元気とパワーで、私の映画に血を巡らせてくれる日を、心待ちにしています」

 佐久間は、「嬉しいですね。お父さんが手紙を書いてくれたみたい」とはにかみ、内田監督も「結婚式っぽかったですね(笑)。でも、本当の気持ちを書きました」と語る。土屋は、手紙が読み上げられている最中から思わず涙ぐみ、「感動しちゃいました。(手紙は)家宝にします」と、感激していた。

 土屋、佐久間、内田監督の手紙(全文)は、以下の通り。

■土屋太鳳の手紙

▽輪花に出会わせてくださった全ての方、この物語に関わる全ての方へ。

 本当に、本当にありがとうございます。感謝を言葉にしたら、何日経っても足りません! ですので、今日は監督と佐久間さんにお伝えします。

▽内田監督

 私はこの手紙を書き始めた瞬間、吐夢の気持ちがわかりました。吐夢はもっと会いたいから来てしまうのではない。もう会えないかもしれないから来てしまうのですね。

 私はいま、吐夢と同じ気持ちです。内田組とまたお会いする日は来るでしょうか? お仕事をご一緒したいなんて、おこがましいことは言いません。また楽しい話をたくさんできたら嬉しいです。そして「生きていてよかった」と思える時間をご一緒できたら嬉しいです。

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