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【手紙全文掲載】土屋太鳳&佐久間大介、内田英治監督からの「結婚式っぽい」手紙に感激

映画.com / 2024年3月18日 13時0分

 僕もいつか座長の座に着くことがあったら、太鳳ちゃんの様に関わる全ての人に優しく力強く作品をしっかり背負う座長になれる様に頑張ります。今回一緒になれて本当によかったです。これからもよろしくお願いします。

▽内田英治監督

 僕は最初に関わる監督が、内田監督で本当によかったと実感しています。監督が作り上げる世界観が好きです。そして役者を信じてくれて自由にアプローチした物を積極的に取り入れてくださる、否定がないからこそ役を愛することに没頭できたなと感じています。

▽関係各所のスタッフの皆さん

 まずは僕に声をかけてくださって、この作品に出逢わせてくださって、ありがとうございます。毎度、たくさんの方がこの作品を楽しんでくれてるのを実感する度に一緒に喜んでくれる素敵なスタッフの皆さん、撮り終わった後も一緒にこの作品のために舞台挨拶とか色んなことをセッティングしてくださりとても感謝しています。今後ともよろしくお願いします。

 長くなりましたが、「愛」をテーマにしているこの作品を通して、皆様からたくさんの「愛」を感じることができてとても幸せです。これからもこの作品を、キャラクター達を、沢山愛してあげてください。愛してくださる皆さんのことを僕も愛したいと思います。これからも末長くよろしくお願いします。

■内田英治監督の手紙

▽拝啓 佐久間大介様

 早いもので「マッチング」の撮影から1年半が過ぎ、2度目の桜が咲こうとしています。思えば最初の顔合わせのとき、誰よりも声が大きく、元気すぎるその笑顔に一抹の不安をおぼえたことをカミングアウトします。経験があまりないという演技は大丈夫なんだろうか? テレビ出演に忙しくて役作りできるのだろうか? しかしそんな不安もすぐに払拭されました。

 吐夢という複雑な人間の内面を理解しようと、長い時間話し合ったのを覚えています。生と死、愛の確認と存在、そして人間の孤独。スリラーという娯楽作に込めた私の想いを、見事に吐夢というキャラクターに命を吹き込むことで表現してくれました。映画作家として、これに勝る喜びはありません。そして、年々減ってゆくオリジナル映画を、お客さんも巻き込んで盛り上げてくれたこと。映画は見ていただいたお客さんの物であることを再認識しました。映画に一喜一憂していた自分の映画少年時代を重ね、映画への想いを、再び強く持つようになりました。

 出会ったときの不安要素であった佐久間くんの明るさも、今はないと逆に不安になってしまうようになってしまいました。人間は現金なものですね。映画は擬似家族であり、出会いと別れと再会の場であると信じてます。出会わせてくれた映画と、ここまで作品を応援してくれたお客様と、そして佐久間くんに、感謝しています。本当にありがとう。

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