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36歳女性が13歳少年と不倫の末、獄中出産、刑期後結婚 実事件を基にナタリー・ポートマン&ジュリアン・ムーアが心理戦「メイ・ディセンバー ゆれる真実」7月12日公開

映画.com / 2024年4月11日 8時0分

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真実に迫る心理戦 (C)2023. May December 2022 Investors LLC, ALL Rights Reserved.

 トッド・ヘインズ最新作で、ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアが共演し、昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で話題を集めた「MAY DECEMBER(原題)」が、「メイ・ディセンバー ゆれる真実」の邦題で、7月12日から公開される。このほど、ポスタービジュアル、場面写真、予告編が公開された。

 1990年代、当時36歳の女性が13歳の少年と不倫の末、獄中で彼との子どもを出産、刑期後に結婚するという信じがたい衝撃のニュースが全米に衝撃を与えた。本作は、「エデンより彼方に」「キャロル」など複雑に交錯する人間模様を映し出してきたトッド・ヘインズと、オスカー女優陣が、実事件を題材に、その真相を見つめながら心理戦を繰り広げるドラマ。

 米「IndieWire」「NY Times」「The Hollywood Reporter」、英「The Guardian」など海外媒体で2023年ベスト映画として選出、第81回ゴールデングローブ賞では、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞の4部門にノミネートされた。脚本家はサミー・バーチ(原案:サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク)。センセーショナルな脚本で一躍脚光を浴び、第34回インディペンデント・スピリット賞ほか多数の賞レースで脚本賞を受賞、さらに本年度アカデミー賞で脚本賞にもノミネートされた。

 親子ほど年の離れたカップルを意味する“メイ・ディセンバー”の事件は、23年の時を経て映画化されることに。そこで、ひとりの映画女優エリザベス(ナタリー・ポートマン)が、モデルになったグレイシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)のもとに現れる。役作りのリサーチのために近づいたエリザベスだったが、次第にその“調査”はエスカレートしていく……。

 このほど公開された予告編では、かつて全米のメディアを騒然とさせた一大スキャンダルの片鱗がつまびらかになる。犯罪者だったグレイシーと女優エリザベスの激しい攻防戦が繰り広げられる予感とともに、幼くしてスキャンダルの当事者として世間から好奇の目にさらされ続けたジョーを演じるメルトンの繊細な演技、「“見世物”ではなく、これは僕の人生だ」という当事者の叫びに胸が締め付けられる。7月12日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

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