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福士蒼汰、「湖の女たち」はターニングポイントになった作品 大森立嗣監督に感謝「脳みそが全部取り換えられた」

映画.com / 2024年4月17日 8時0分

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 映画「湖の女たち」の完成披露上映会が4月16日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開催され、主演の福士蒼汰と松本まりか、共演の福地桃子、財前直見、大森立嗣監督が出席。福士は大森監督との撮影を通じて「脳みそが全部取り換えられた」と衝撃の現場体験だったことを明かした。

 本作は、吉田修一の同名小説を、「日々是好日」「MOTHER マザー」などの大森立嗣が監督・脚本を手掛けたヒューマンミステリー。湖畔に建つ介護施設で100歳の老人が殺害された事件で、担当刑事となった濱中圭介(福士)が、事件の捜査線に上がってきた介護士の女性・豊田佳代(松本)に対して歪んだ支配欲を抱くようになっていく。

 登壇した大森監督が「蒼汰のファンは愕然とすると思う。観たことがない蒼汰が映っていると思います」と会場を煽るように、劇中で福士が演じた圭介は、これまでの福士の爽やかなパブリックイメージとは大きく異なる。佳代の同僚介護士・松本郁子を演じた財前も「福士くんは大学生のことから知っているのですが、圭介の尋問が始まると、憎たらしくてわざとセリフを言わないこともありました。それだけ成長されたんだなと」と、福士の演技に感情を揺さぶられたという。

 そんな誰もが神経を逆なでされるキャラクターを演じた福士は「こういうと語弊があるかもしれませんが。役作りをしていないんです。監督からの『よーい、スタート』がかかった瞬間に感じたことをそのまま表現しました。その瞬間を生きる事だけに集中しました」と振り返る。

 さらに、福士は「クランクイン初日から3日目ぐらいまでNGとしか言われなかった」と過酷な撮影に苦笑いを浮かべると「一度言い方はとても優しかったのですが、僕の周りからスタッフ全員が出て行って、一人になったことがありました。そのとき、少しずつ監督が求めているものが分かってきた感じがしました」と語る。

 撮影が終わったとき、福士は「これまでの自分とは脳みそが全部取り換えられたんじゃないかと思うぐらい」と衝撃を受けた現場だったそうで、「自分が役者として変わった感覚がありました。ターニングポイントになったと言える作品になりました。あの撮影以来、大森監督がずっと僕の頭の片隅にいて『大森監督ならどう言うだろう』と考えながら芝居をしています。ありがとうございました」と大森監督に感謝を述べていた。

 「湖の女たち」は、5月17日全国公開。

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