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「ゴジラ×コング 新たなる帝国」は“ダブルアニバーサリーイヤー”で大ヒットを記録できるか?【コラム/細野真宏の試写室日記】

映画.com / 2024年4月26日 7時0分

 つまり、作品の設定に矛盾が生じていないのであれば、そのもとで作品を楽しめば良いだけなので割り切ることができました。

 本作は、タイトルでは「ゴジラ×コング 新たなる帝国」というようにゴジラの名前が先に入っていますが、あえて言えば主役はキングコングだと思います。

 キングコングも初登場が1933年からと歴史は長いですが、ベスト級に人間味に溢れていて親近感を覚えました。

 ゴジラは、やはり“怪獣の王”という位置付けだけあって、さすがの存在感でした。

 何にしても設定が前作で整ったので、ようやく本作で物語が「本題」に入ってきたように感じるため、本作から見始めても問題ないと思います。

 前作の「ゴジラvsコング」に関しては、日本では興収が19億円と落ちましたが、これは、日本の公開時期が謎に遅かったからでしょう。

 海外からのネタバレも含め、公開時期が“不遇”だったのだと思います。

 しかも、内容的には本作の方が圧倒的に良いので、本作から再び日本でジャンプアップする可能性を感じます。

 公開時期もまさに大型連休のGW作品なので、これまでの最高だった1作目「GODZILLA ゴジラ」の興収32億円を抜けるかどうかが大きな焦点になるくらいにヒットできるのか大いに注目したいと思います。

 なお、私は最初に字幕版で見ましたが、その際には「別に字幕版で問題ないか」と感じていました。

 ところが、その後に念のため吹替版を見てみると、「あ、そういう設定なんだ」というような発見もあったりと、内容は吹替版の方が入ってきやすい面があるかと思います。

 というのも、本作は、物語も映像も、どちらも割と忙しいので、少し考え事などをしていると、置いていかれる面があるからです。

 その意味では、吹替版が良いのかもしれません(ちなみに、吹替版本編が終わった後には、日本語吹替版のクレジットが流れる際、オマケで吹替版だけのテーマソング「RISE TOGETHER feat. OZworld」が流れる形になっています)。

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