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「ぼくのお日さま」奥山大史監督×池松壮亮×越山敬達×中西希亜良がカンヌで語った、忘れ得ぬ体験【オフショット多数】

映画.com / 2024年7月22日 12時0分

 越山(照れ笑い)

 中西「わたしはもともとスケートを習っていて、キャスト募集を知ったスケートの先生の勧めでオーディションを受けに行ったら、受かってしまいました」

 奥山「じつはその前に、この世代の子どもたちはアイスダンスをどんなふうに練習しているのかを取材するために、複数のスケート場に見に行っていたんです。それで何度か通っているうちに、お見かけしたことがあったんです」

 池松「そうだったんですか」

 奥山「だからオーディションにいらしたときに、見たことがある!というのが第一印象でした。スケートが上手なうえにアイスダンスも滑れて、さくらというキャラクターに近いものを持っていらっしゃったので、ぴったりだと思いました」

――池松さんだけ、この役のためにスケートを猛特訓されたそうですね。

 池松「半年間取り組みました。想定ではもっと上手くなれるつもりだったんですが、よほど向いてなかったか、本当に難しいのか、なかなか上達しなかったですね。もともと運動は得意なほうでしたし、これまで役のためにいろいろなことをやらせてもらってきましたが、時間さえかければ難しいと思うことはなかったんです。ある程度、映せる範囲でクリアしてこれました。でも、スケートは無理でした」

 中西「お上手でしたよ。滑ったことがないと聞いてびっくりしました。ちゃんと滑っているのに!と」

――越山さんと中西さんにとって、現場の池松さんというのはどのような存在でしたか。

 超山「とても安心できました。お芝居を引っ張ってくれるので、一緒にやっていると本当にやりやすかったです」

 中西「わたしもです。初めてのお芝居で、どうすればいいのかわからないなかで、ベテランの池松さんがいて下さって、本当に安心できました」

 池松「希亜良は初めての映画出演で、敬達は初主演。ふたりともまっさらな状態のなか、どれだけリラックスして映画を楽しんでもらえるか、物語にありのまま没頭できるか、僕の役割でもあったと思いますし、コーチ役として、ふたりを全力でサポートしたいなと思っていました」

 越山「この映画では台本を渡してもらえなくて、物語がわからないまま撮影がスタートしたんです。でもなぜ台本をもらえないのだろうと考えたときに、自然体がいいからではないかと、自分なりに辿り着きました。どれだけ自分の自然な形でタクヤを演じられるかというところに重点を置きましたし、初めての主演映画だったので、どれだけ撮影を楽しめるかということも意識しました」

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