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山田裕貴、話題作「ジョーカー2」日本語吹替で重視した「わからなさ」を語る

映画.com / 2024年10月10日 18時0分

山田裕貴、話題作「ジョーカー2」日本語吹替で重視した「わからなさ」を語る

写真/間庭裕基

 世界的な社会現象となった衝撃作「ジョーカー」(2019)の続編、「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」(ホアキン・フェニックス主演、トッド・フィリップス監督)が10月11日から日本公開される。

 ジョーカーの狂乱が世界中に伝播する本作で、人気俳優の山田裕貴が日本語吹き替え版キャストとして参加。ジョーカーを「本当に好き」と語り、2020年にはジョーカーメイクが話題となった山田が、主人公を追い詰めるハービー検事の声を担当した。

 「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」に参加する喜びとプレッシャー、声の演技で大切にすること、俳優として「本物の音」を覚えておく重要性、「わからなさ」を抱いたアフレコ、そしてアカデミー賞俳優ホアキン・フェニックスのすさまじさなど、山田が多岐にわたりアツく語ったインタビューをお届けする。(取材・文/映画.com尾崎秋彦、写真/間庭裕基)

【「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」作品概要】

 「バットマン」に悪役として登場するジョーカーの誕生秘話を描き、第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第92回アカデミー賞で主演男優賞を受賞するなど高い評価を得たサスペンスエンターテインメント「ジョーカー」の続編。トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが再タッグを組み、ジョーカーが出会う謎の女リー役でレディー・ガガが新たに参加した。

 理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れる。ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散していく。孤独で心優しかった男が悪のカリスマとなって暴走し、世界を巻き込む新たな事件が起こる。

【山田裕貴プロフィール】

 2011年に「海賊戦隊ゴーカイジャー」ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン役で俳優デビュー。主な出演に「東京リベンジャーズ」ドラケン役、「HiGH&LOW」村山良樹役、「キングダム」万極役、「ゴジラ-1.0」水島四郎役など。「BLUE GIANT」「ONE PIECE FILM RED」「Ultraman: Rising」では声の演技で人気を博し、「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」で実写洋画吹替に初挑戦となる。

●「好きなものほど、演じることから遠ざかりたいタイプ」 参加が決まった心境は、喜びよりもプレッシャーが勝つ

――まずは「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」へのご参加、おめでとうございます。

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