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山田裕貴、話題作「ジョーカー2」日本語吹替で重視した「わからなさ」を語る

映画.com / 2024年10月10日 18時0分

 例えば平田広明さん(「ジョーカー」のジョーカー役や、「ONE PIECE」ではサンジ役、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズではジャック・スパロウ役など)は、それこそ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で僕らの大事なロボの声を担当してくださっていて、13年前に初めてお会いした時サインをいただきました。その後、僕が舞台をやっていた時、たまたま隣の劇場にいらっしゃって、偶然鉢合わせたり、一昨年の「ONE PIECE FILM RED」で久々にお会いしたり……。

 ほかにも木村昴くん(「ドラえもん」ジャイアン役、「キングスマン」エグジー役、「THE FIRST SLAM DUNK」桜木花道役など)は友だちで、よく家にきますし、声優さんの話もよく聞きます。その他には、声優さんのアフレコする時のメイキングも観て、どういう風に収録しているかも参考にしていました。

 ただ、僕は声優さんたちのようにずっとやってきたわけではないので、あくまでも皆さんの真似事になります。だからこそ、その少ない自分の技術のなかで、皆さんを参考にしてただやるのではなく、違った雰囲気を持たせるためにも、俳優としてその現場の音になるべく近く、リアルな声の出し方を目指した方がいいと思ったんです。その結果、現場で色々と試行錯誤させてもらいました。

●山田裕貴の“声の演技”魅力に迫る 源泉は「海賊戦隊ゴーカイジャー」のアフレコと、「本物の音」を覚えておくこと

――実写はもちろん、「Ultraman: Rising」や「BLUE GIANT」などの声優としての山田さんもすごく良い、というファンは非常に多いですし、私もその1人です。特に「Ultraman: Rising」がめちゃくちゃ刺さって、何から何までもうボロボロ泣きながら観ました……。

 山田:ありがとうございます、嬉しいです。

――業界からは「山田裕貴は声優としてもうますぎる」という声も聞こえますし、木村昴さんが以前、山田さんに「これ以上上手くなるな」「俺らの仕事なくなるから」と話していたとお聞きしました。ご本人にこう質問するのもどうかと思いますが、「なぜ、山田さんは声優としてもうまいのか?」をぜひ聞いてみたいです。

 山田:先ほどお話ししたボリュームのバランスなど、そういったところをデビュー1年目で学べたことが大きかったのかもしれないです。「海賊戦隊ゴーカイジャー」で、1年間(変身後のシーンの)アフレコし続けていたので。

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