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【推しの子】実写化は本当に“大丈夫”なのか? 不安な原作ファンがプロデューサーにガチ質問してきた

映画.com / 2024年12月7日 12時0分

――「本気でつくった」と製作サイドが言っても、原作ファンは簡単には納得しないものですよね。本気度を示せる要素は、なにかありますか?

 そうですね、繰り返し「本気でつくった」と言っても、なんだか嘘くさく聞こえますよね。実は今回、映画は東映一社で100%出資しています。ドラマシリーズはAmazonさんに多大なご協力を頂いた上で配信となりますが、ライセンス保持者は東映です。

 プロデューサーも実質、クリエイティブ面はワンオペで取り組むことが出来ました。もちろん一人で製作したという意味ではないです。シンプルに一人の製作のプロデューサーとして、監督を筆頭にクリエイターたちと“がっぷり四つで”作れる環境でした。

――このプロジェクトをワンオペは異例ですね。通常は製作委員会方式を取るでしょうから。

 製作委員会方式だと、資金面などでリスクヘッジができる反面、(原作ファンか否か関係なしに)さまざまな人や会社、それぞれの都合を聞く必要がありますが、本作に関してはそれは全くなかったです。製作費も(原作が好きな)自分が腹をくくれば「会社の許可をもらってきます」と現場を離れなくて済みました。

 僕は「色々な都合でCGがしょぼくなった」と言い訳したくないですし、スタッフに「時間がない」と言わせてしまうのも、納得できません。お金や時間に対する責任は取ると腹を決めていました。もちろんいたずらにお金をかければ良いかということでもないので、しっかりとかけるところ、かけないところのON・OFFは各スタッフの皆さんに協力をお願いしていました。

 この作品だけに集中する時間や体制を敷いてくれた、会社には本当に感謝しています。原作権を獲りに行った時から現社長の吉村文雄に相談していて、東映はモノづくりの最高の環境を整えてくれました。

――本作は、まるでB小町が現実に存在するかのようなプロモーション展開をされています。撮影段階から決まっていないと、映像・画像素材の確保が難しいのではないかと思いましたが、早期から構想されていたのでしょうか。

 最初に原作を読んだときに、コマから音楽が流れてくる感覚があったことをよく覚えています。なので、ドラマ・映画で音楽も頑張りたいと思っていました。

 まだアニメ第一期の放送前の段階から実写化は動いていました。「B小町を本当にアイドルとしてプロデュースしたい」と考えていたので、となるとまず楽曲が大切だなと。B小町が歌う楽曲は「YOASOBI」のプロデューサーであるソニー・ミュージックエンタテインメントの屋代陽平さんと山本秀哉さんに相談したんです。

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