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「CHANEL and Cinema TOKYO LIGHTS」ティルダ・スウィントンが語る、“つながり”の重要性とフィルムメイカーとしてのキャリア

映画.com / 2024年12月30日 16時30分

「CHANEL and Cinema TOKYO LIGHTS」ティルダ・スウィントンが語る、“つながり”の重要性とフィルムメイカーとしてのキャリア

Copyright CHANEL

 ハイブランドのシャネルが是枝裕和監督の協力のもと「CHANEL and Cinema TOKYO LIGHTS」と題したマスタークラスを11月27日、28日の2日間にわたり開催した。

 同企画は、映画界の未来を担う若手クリエイターの支援を目的に立ち上げられた新たなプログラムで、厳正なる選考を経て招待された参加者を対象に、学びの機会を提供するもの。

 期間中は是枝裕和監督をはじめ、西川美和監督、そしてメゾンのアンバサダーであるティルダ・スウィントン、役所広司、安藤サクラという国内外を代表する映画人たちによる講義と、双方向で実践的なワークショップが行われた。

 また、全マスタークラスを修了した参加者には、ショートフィルムコンペティションへの応募資格を授与。上位3作品に選ばれると、「シャネル」の支援により短編映画を制作する権利を獲得することとなり、完成した作品は東京とパリでの上映が予定されている。

 初日の11月27日、シャネルのアンバサダーを務めるティルダ・スウィントンによるトークセッションが行われ、自身のキャリア、表現者としての思いを語った。

■国際映画祭は仲間を見つける場

 デレク・ジャーマンと「カラヴァッジオ」を作り、1986年のベルリン国際映画祭で初めて国際映画祭の舞台に立ったティルダ。「これこそが私の目指す世界だと思ったのを覚えています。そして、私は旅をしたかったし、共に働く人々がどこの出身であろうとオープンでありたいと思いました。国を問わず仲間を見つけ、自然に友人関係を築き、人が集まる、そういう世界を望みました」と国際映画祭への参加により、自身の進むべき道が決まったと明かす。

 カンヌ、ベネチア、ベルリンをはじめとした国際映画祭の常連でもある。映画祭に参加する意義をこう語る。「映画祭のパーティーのような雰囲気は、アイデアを共有するミーティングと同じくらい重要だと思います。仲間と一緒に過ごすことは、映画制作での協力者を選ぶ上で非常に重要なことです。特に、限られた予算内で仕事をする場合は、朝から晩まで一緒に過ごすことになるので、お互いに仲間と助け合わねばなりません。そして、映画が完成したら、世界の映画祭で再会できるのです。ですから、協力者を本当に好きになる必要があります。技術や技能だけで選ぶのではありません。映画祭は仲間となる人として誰と付き合いたいかを選ぶ良い機会なのです」

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