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【上質映画館 諸国漫遊記】ローソン・ユナイテッドシネマ札幌/IMAXレーザー 大きいことはいいことだ。圧倒的な迫力が満喫できる

映画.com / 2025年1月9日 9時0分

【上質映画館 諸国漫遊記】ローソン・ユナイテッドシネマ札幌/IMAXレーザー 大きいことはいいことだ。圧倒的な迫力が満喫できる

IMAXレーザーのスクリーン11は、エントランスと同じフロア(2階)と4階の2カ所。今回は4階からの入場となっていた。なお、スクリーン内の撮影は行なっていない

 映画を愛する人にとって、テレビやネット動画もいいけれど、やはり映画は映画館で観るものだと考える方は多いだろう。本コラムでは全国の映画館の中から「これは」と思う上質なスクリーンを訪問し、その魅力をお伝えしたい。(取材・撮影・文/ツジキヨシ)

▼サッポロビール工場跡地にある巨大IMAX

 コラム第2回は、初回に続き北海道・札幌の上質劇場をお届けする。札幌駅からほど近いサッポロファクトリーという複合商業施設にある「ローソン・ユナイテッドシネマ札幌」の<IMAXレーザー>仕様のスクリーン11をご紹介したい。

 この「IMAXシアター」は、1993年に「サッポロアイマックスシアター」という名称で当時日本最大のスクリーンサイズ(縦20×横27m!)として誕生した上映施設が元になっている。1998年に、このスクリーンを含む11スクリーンを擁するシネマコンプレックスとして「パラマウント・ユニバーサルシネマ11」という名称で開館。2004年に運営がユナイテッド・シネマに統合されたことに伴い、現在のユナイテッド・シネマに改名、2010年冬には、IMAXシアターがリニューアル。IMAXは、フィルム上映からデジタル上映システムに変更され「IMAXデジタルシアター」に刷新、音響設備もデジタル化された。2019年11月には上映システムをレーザープロジェクター&12ch音響仕様の「IMAXレーザー」に強化、同じタイミングで、シネコン全体のシートの交換やロビーなど館内設備もリニューアルされた。※2024年12月20日より「ローソン・ユナイテッドシネマ札幌」へ劇場名を変更

 こうした沿革から想像できる通り、近年新規に作られたIMAXシアター、あるいは既存スクリーンをベースに改修されてIMAXシアター化したスクリーンとは異なり、劇場構造がいわゆる市中の映画館とは趣が大きく異なっている。スクリーンのサイズに比して、シアターの奥行きが短く、上からみると横長サイズで座席配置の傾斜がかなり急、いわばアトラクションシアタースタイルのスクリーンである。前席の人でスクリーンが見えなくなることはほとんどない、それくらい傾斜がきついのである。現在のスクリーンサイズは公開されていないが、目測だと幅は20m以上はありそうで、感覚的には東京・池袋にあるグランドシネマサンシャインや109シネマズ大阪エキスポシティにあるIMAXレーザー/GTテクノロジー(後述)で使われている巨大スクリーンと同じレベルの超ビッグサイズである。

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