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長塚京三がフランス文学を愛する“枯れない”独居老人に 原作・筒井康隆が絶賛、吉田大八監督と語る12年ぶりの映画主演作「敵」

映画.com / 2025年1月18日 11時0分

――儀助は行きつけのバー「夜間飛行」でアルバイトをする女子大生(河合優実)に好意を抱き、フランス文学の良書を薦めますね。長塚さんが若い時代に影響を受けた文学や映画作品を知りたいです。

長塚:そうですね、僕自身はもう1回、ヌーベルバーグの映画を網羅して見返したいです。昔の僕と同じ志の人たちだったんじゃないかと思うんです。上手いとか下手とかいいとか悪いとかは置いといて、もう一度彼らの志を感じてみたいですね。

吉田:例えば今、特に見返してみたい1本はなんですか?

長塚:「突然炎のごとく」や「ピアニストを撃て」ですね。フランソワ・トリュフォーの、ある種控えめな反発を感じる脚本がすごく良かったと思うんです。

吉田:長塚さんは(五月革命のあった)1968年のパリの空気を直で吸ってらっしゃるんですよね……例えば当時、フランスで見た映画で印象に残っている映画はありますか?

長塚:ジェラール・ドパルデュー主演の「バルスーズ」(1974/ベルトラン・ブリエ監督)、あとはジャン・ジロー監督の「サントロペの憲兵」シリーズ(1964~)も好きでしたね。南仏のサントロペの警察署のお巡りさんの話で、お馬鹿なコメディでしたね。ひょっとしたら1番好きかもしれません。

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