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東出昌大が明かす“身長デカすぎあるある”、コメディー初挑戦で魅せた新境地

Entame Plex / 2016年5月20日 14時56分

――東出さんは南海キャンディーズの山里(亮太)さんと仲がいいそうですが、芸人さんを参考にしたりしました?

「(即答で)いえ、まったく(笑)。現場で山里さんのことはひとつも考えなかったです(笑)」



――東出さんといえば好青年なイメージが強いと思うんですが、今回の役で新境地を開拓できた! といった手応えはありましたか?

「この作品の撮影に入る前に初めて舞台をやらせていただいたんですが、遠くの席から観る人にも感情の動きが表現としてきちんと伝わらなければ成立しないお芝居だったので、その経験が今回活かされたと思います。現場で“もっと!”って言われることはあっても“抑えて”と言われたことがなかったので、今回の撮影で“抑えて”って言われたのは、自分の中にはない経験でしたね」

――今回演じた中津のように、普段妄想したりしますか?

「最近はないですけど、子どもの頃はコンビニの前でたむろしている人がいたら“鳥のフン落ちてこないかな”と思ったりしていましたね(笑)」



――今回演じたヒーローはジャージ姿だし、子どもの憧れとは程遠く、合法かどうかスレスレのグレーなヒーローでしたが。

「今回演じた中津はヒーローというものを勘違いしていて、ものすごく利己的な考え方で、人間的な淀みとかグレーな部分もたくさんあって、でも最後にそれに気付けた。彼自身、本当のヒーローになったのってただ人に注意出来るようになったっていうそれだけの話なんですけど、それってすごく大事なことじゃないかなって感じますね。電車で立っているご老人がいたら席を譲るとか、青年がそれに気付かず座っていたらその青年に席を譲ってもらうように一言声を掛けられるとか、日常の中でのヒーローってたぶんそういうところだと思うんです。人に対して親切だったり、人にいい影響を与えられる人っていつ見てもかっこいいなって。この映画を観終わったみなさんがスパイダーマンにはなれないけど、そうなれるんだっていう希望を見出せるのがこの作品の良さかなと思います」

――チームTURUSI-MA(中津らが結成した自警団)が間違った方向に行きかけたとき、原点を見つめなおす中津がかっこよかったです。

「ずっとカップ麺やコンビニ弁当ばかりの生活だったのが、スーパーでお刺身のパックを買えるような生活になったけど、まぁ味がしない、不味いんです。自分が思い描いていた贅沢をしたつもりなのに全然幸せじゃない。でも何が原因なのか分からない。会社勤めをしていたら人間関係などいろいろとストレスもあると思います。でも、結局まわりまわってイライラの根本の原因って自分なんだということに気付いて、そこから変わっていくんですけど……。今はSNSやネットでものすごく批判をする人がいますけど、一部の人は悪に対して裁きをしているんじゃなくて、ただ自分のイライラをぶつけているだけじゃないかなと感じるときもあります。でも、それって自分の弱さだと思うんです。だからそういうイライラとかをこの作品を観て笑って、少しでも浄化していただければ……と思います。もっと自分が問題なんだと思ったら生きやすくなるんじゃないかなって。この映画を観終わったあと、ふとそんなことを顧みました」

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