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きゃりー、三戸なつめetc…「原宿系」の仕掛け人:ASOBISYSTEM中川社長インタビュー

Entame Plex / 2016年7月19日 11時11分

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きゃりー、三戸なつめetc…「原宿系」の仕掛け人:ASOBISYSTEM中川社長インタビュー

ポップでカラフル。宝石箱をひっくり返したような色使いや個性的な着こなしが話題の「原宿系」ファッション。そのスタイルには、歌手のケイティ・ペリーや映画監督のソフィア・コッポラなど海外セレブも「クレイジー!」と魅了してしまうほど。

今や「クールジャパン」の一環として世界からも注目を集める「原宿系」が多くの人々を引き付けるのはなぜだろう? 今回、この話題について語ってもらうのは、この人をおいてほかはない。きゃりーぱみゅぱみゅを始め、三戸なつめやゆうたろう、音楽家の中田ヤスタカ(CAPSULE)が所属するなど、クリエイティブなイベントには欠かせない芸能人が所属する事務所としても知られ、これまで日本のポップカルチャーを世界に発信し続けてきたASOBISYSTEMの社長・中川悠介氏に話を聞いた。日本が生み出すポップカルチャーの行方を中川氏が一刀両断!



――そもそもの話ですが、なぜ「原宿系」と呼ばれるスタイルが注目されるようになったのでしょうか?

「ネットを通じて海外で注目されたのは大きいですね。それが『海外で日本のこんなことが注目されている』と日本のメディアが取り上げて一般化した流れがあると思います」

――なぜ海外で面白がられたのでしょう?

「日本のファッション文化って、これまではパリやロンドン、ニューヨークなど海外を崇拝する傾向にありましたよね。でも、そのまま取り入れるのではなく、そこに日本人独自の色彩感覚が加わっている。そこが外国人にハマったのかな、と感じています」

――同じように着飾っても、どこか日本人的な要素が入っていると。

「そうですね。増田セバスチャンが生み出すきゃりーぱみゅぱみゅが、外国人から見るととてもクレイジーでカワイイと感じる世界観になったのも、そういうことなのかなって」

――なるほど。

「日本人のクリエイティブって、もちろんオリジナルも作り出しますが、外のものを取り入れて変換するのが上手なんです。そうして生まれたモノは国内よりも外国人のほうがフラットに評価できる気がします。たとえばトヨタなどは世界で高い評価を得ていますが、自動車をオリジナルで生みだしたわけではない。なんというかアレンジをオリジナルに見せる力がとても上手ですね」



――ファッションの海外崇拝ですが、最近の若い世代も同じ意識なのでしょうか?

「うーん。若い世代は前ほど海外へのあこがれはないような……。おそらくインターネットやSNSを通してタイムリーに情報を収集できているせいもあるでしょうが、あまり国内外のこだわりはなくなってきている印象を受けます。今の時代は『いいものはいい』と発言しやすくなっていますよね」

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