ブレードランナーの未来はすぐそこ!未来車の内装が展示
Entame Plex / 2017年10月28日 21時15分
ブレードランナーの未来はすぐそこ!未来車の内装が展示
今年も東京ビックサイトにて開催の「東京モーターショー」。画期的なコンセプトカーから美しいコンパニオンまで、ワクワク感満載なのは毎年のことだが、今年はやはり「自動運転」に注目が集まっているようだ。
トヨタ紡織株式会社は、10月26日(木)のプレス向けカンファレンスを実施。同社の取締役社長・石井克政氏が登壇し、自動運転を見据えたクルマの内装の未来を語った。石井氏は、トヨタ紡織が「心地よさを感じる室内空間」「楽しさとワクワク感に満ちた移動空間」「可能性を広げる時空間」の3つを追求すると伝え、コンセプトモデルとして「MOOX(ムークス)」と「VODY(ボディ)」を発表した。
「MOOX」は、自由自在に車内を移動できるシートレイアウトがユニーク。従来の「○列シート」という概念から自由になり、まるで居間のように車内でくつろげる。カンファレンスでは、コンパニオンたちが窓のディスプレイを操作して食事を楽しむ様子を演じてみせた。これぞマンガで見た未来。自動運転によってハンドルを握る必要がなくなれば、車内の全員がテーブルに集まり談笑するなんて光景もありうるのかもしれない。
もうひとつの「VODY」は映画「ブレードランナー」に登場する車「スピナー」のような外見に、細かなキューブが組み合わさった室内シートが特徴だ。人の体型や気分に応じてシートの形状や空間が変化する様子は、眺めているだけでも楽しい。こちらもSFで見ていた未来の姿のよう。
特に「MOOX」は、完全自動運転を視野に入れていると感じる展示だ。石井氏は「いろいろな環境が整えば、完全自動運転はありうると個人的には思っている」とし「今回の展示が唯一の先の姿というわけではなく、ひとつの未来として考えている」と語った。
「第45回東京モーターショー2017」では、現実的な展示もたくさんあるなか、トヨタ紡織は私たちが子どもの頃に期待した「未来」を形にしてみせた。石井氏も「我々は“飛んでる”」と評した同社のブース。2歩先を見据えた「MOOX」と「VODY」は、一見の価値アリだ。
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