ファセッタズムの“違和感コレクション”を新宿伊勢丹が先行販売

ファセッタズムの14-15AWコレクションショーを模して、ベニヤ板で壁を作りランウエイを彷彿とさせる装飾も見られる

「ファセッタズム（FACETASM）」は、14-15AWコレクションを伊勢丹新宿店本館3階ザ・ステージ#3で先行販売する。7月23日から29日まで。

今期のコンセプトとなるキーワードは「重圧感」や「圧迫感」。同店会場では、二重にしたライダースベスト（20万円）の下にワンピース（6万2,000円）を合わせたルックを始め、ボリューム感あるアウターにレザー素材を掛け合わせたり、何重にもプリーツを重ねたマキシスカート（4万円）に大き目のフリンジトップス（5万6,000円）など、重厚感を醸し出しつつもどこか違和感が感じられるスタイルを紹介する。また、通常メンズのみの展開であるムートンアームスタジャン（15万円）はウィメンズサイズにリサイズされ、同店で限定販売する。

担当バイヤーによれば、「世間ではファストファッションやトレンドに迎合するコーディネートが主流だが（今期のファセッタズムのように）あえて不自然にボリュームを持たせることで着ずらくしたり、過剰なプリーツ装飾を施したりと、違和感あるファッションにも注目して欲しい」と語る。

3月に行われた同ブランドの14-15AWコレクションショーは、ランウエイまでシートがせり出し、圧迫感ある空間が演出された。今回の同店会場でも同コレクションを意識し、ベニヤ板で壁を作りランウエイを彷彿とさせる装飾にもこだわるという。