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大阪万博50周年、大規模展が寺田倉庫で開催。岡本太郎のマスクや“音”など展示資料約5,000点

FASHION HEADLINE / 2020年1月22日 12時0分

「大阪万博50周年記念展覧会 Expo 70ʼ 50th Anniversary Exhibition」開催

開催から50年を迎える日本万国博覧会(大阪万博)を記念した展覧会「大阪万博50周年記念展覧会 Expo 70ʼ 50th Anniversary Exhibition」が、2月15日から24日まで天王洲エリア一帯と渋谷パルコにて開催。当時の貴重な作品や大阪万博に影響を受けたアーティストたちによる新たな作品が展示される。


1970年、アジアで初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博)は、今年50周年を迎える。77の国と地域が参加し、国内外から6,400万人を超える来場者が訪れ、世界中の人々が交歓する広場となった会場は、その後、太陽の塔などのレガシーを残しつつ、緑に包まれた記念公園として整備され多くの人に愛されている。

今回の展覧会では、当時の記憶を紐解くように、岡本太郎らの当時の貴重な作品や資料を始め、大阪万博に影響を受けたアーティストたちによる新たな作品を展示し、レガシーの再現とともに、継承(=バージョンアップ)を試みる。また、万博記念機構が徹底的にアーカイブしてきた資料を5,000点以上展示。特に音の資料に関しては、これまで例がないほどの貴重な展示となる。


会場の一つ、T-ART HALLでは、岡本太郎がプロデュースしたテーマ館の地下に若手研究者らが47カの国と地域から収集した仮面とともに展示されていた岡本太郎のマスクを展示。また当時、助手や通訳などサポートをしてくれた人たちへ感謝の気持ちを込めて日本人の名前がつけられたフランソワ・バシェの「勝原フォーン」(修復)も展示する。万博終了後、長い間倉庫に眠っていたままだったこのフォーンは、2017年東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトとマルティ・ルイツが修復した。

また、大阪万博で初来日したバシェによって制作された「音響彫刻」と呼ばれる作品をモチーフに、作曲、パフォーマンス、演奏、録音の手法を使って蓮沼執太が音楽を作り上げる。その音楽は天王洲のリバーサイドにインストールされ街に響き渡り、当時の万博の記憶、現在の天王洲の記憶をバシェによる「音響彫刻」を使って交差させる試みとなる。T-PASSAGEではアーカイブ映像が展示される。


天王洲オーシャンスクエアでは、西野達が、アートの持つ常識を揺さぶる力を通し、大阪万博当時のセンセーショナルな体験に思いをめぐらせることに取り組む。西野の手法の「逆転」は、観客の常識やこれまでの経験も凌駕し、また、仮設作品のために展示期間が終わると、跡形もなくなりストーリーだけが残るのも万博的。

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