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クレジットカードの署名は何のため? 書き方や注意点をチェック

ファイナンシャルフィールド / 2021年6月30日 9時5分

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クレジットカードの裏面には、必ず署名欄が設けられています。ネットショッピングなどで利用する場合にはあまり関係がないため、署名をしないままのクレジットカードを所持している方もいるのではないでしょうか。   また、いざ署名をしようとして、書き方がわからずに放置しているケースもあるでしょう。   クレジットカードの署名は、所有者の本人確認の意味合いがあり、不正利用などの被害を防ぐ重要なものです。書き方のルールに従って、確実に署名欄を埋める必要があります。   そこで今回は、クレジットカードの署名の意味や書き方、注意点を紹介します。ぜひ参考にして、クレジットカードに正しく署名してください。

クレジットカードに署名をする理由

クレジットカードの裏面に署名をする理由は、利用者がそのクレジットカードの所有者(契約者)本人であることを証明するためです。
 
クレジットカードを利用した後払いや分割払いのサービスは、利用者がカード会社が定める一定の信用基準をクリアしていることを前提に提供されています。そのため利用時には、実際に利用した人と所有者が一致していることを確認しなければなりません。
 
クレジットカードを利用して店舗で買い物をすると、売上票(伝票)にサインを求められます。サインとクレジットカード裏面の署名の表記や筆跡が一致してはじめて、利用者と所有者が同一人物であると判断されるのです。
 
上記の理由から、署名のないクレジットカードは原則として利用できません。提示されたクレジットカードに署名がない場合、お店側はその場で署名をするように求め、応じない利用者に対してはクレジットカードの使用を拒否できます。

 

クレジットカードに署名がないと起こるリスク

クレジットカードに署名がない場合のリスクは、利用を断られる可能性があることだけではありません。次のようなリスクがあることにも、注意が必要です。
 

・不正利用されやすい
・不正利用された際の補償が受けられない可能性がある

 
多額の被害を受けるケースも考えられるため、クレジットカードには確実に署名しましょう。以下で、それぞれのリスクについて詳しく解説します。

 

不正利用されやすい

クレジットカードに署名がないと、不正利用のリスクが高まります。なぜなら、盗難や紛失などの理由で第三者が手にしたときに、自分の署名を書き込んで利用できるためです。
 
利用するお店にもよるものの、暗証番号を失念したときには、多くの場合サインのみで本人確認ができます。そのため、署名さえ書き込んでしまえば、所有者以外がクレジットカードを不正に利用することは難しくありません。

 

不正利用された際の補償が受けられない可能性がある

署名なしのクレジットカードは不正利用の危険性が高いうえに、被害を受けても補償を全く受けられない可能性があります。
 
クレジットカードには、万が一不正利用の被害にあった場合に、発覚から一定期間さかのぼって損害額を補償するサービスが付帯しているのが一般的です。しかし、クレジットカードの会員規約に違反している場合は、補償が受けられません。
 
クレジットカード裏面に署名をすることは、クレジットカード会員規約で規定されているルールです。そのため、署名のないクレジットカードを不正利用された場合、補償の対象外となり、被害額を全額自己負担しなければならない可能性が高いでしょう。

 

署名の文字に決まりはある?

クレジットカードの署名をする際に使用する言語や文字の種類に決まりはありません。多く使われるのは漢字やアルファベット(ローマ字)ですが、ひらがなやカタカナ、ハングル文字、記号など、何を使用してもよいのです。くずし字、ブロック体、筆記体、大文字、小文字など、自体の制限もありません。
 
海外で利用するクレジットカードでも、漢字やひらがなの署名で何ら問題ありません。サインを偽造されにくいという点では、字形が複雑で書き慣れていないとまねしづらい漢字が適しているといわれています。
 
また、署名の内容も本名のフルネームである必要はありません。名字だけや名前だけ、愛称、イニシャル、マークなど何を書いてもOKです。さらに言うなら、相手が読める必要もありません。
 
ただし、クレジットカード使用時に伝票に書くサインが署名と一致しなければならないことは、必ず考慮してください。再現が難しかったり、普段と筆跡が大きく異なったりする署名は避けましょう。サインによる本人確認が取れず、トラブルになる可能性があります。

 

クレジットカードに署名するときの注意点

クレジットカードに署名するときには、サイン時に再現できることのほかにも、次のような点に注意しましょう。
 

・消えたり劣化したりしにくい筆記具を使う
・家族カードは所有者本人が署名する
・書き損じたら再発行する

 
これらの注意点を守らない場合、不正利用の危険性が高くなったり、正式な署名として認められなかったりする可能性があります。
 
以下で詳しくみていきましょう。

 

消えたり劣化したりしにくい筆記具を使う

クレジットカードに署名するときには、消えたり劣化したりする恐れの低い筆記具を使用しましょう。消除や上書きがしにくく、サインの書き換えを防ぐ効果が期待できます。文字がつぶれない太さの、記名用油性ペンなどを利用するとよいでしょう。
 
クレジットカードの署名欄はマット加工されていることが多いため、ボールペンや水性サインペン、鉛筆などの筆記具でも書こうと思えば書けます。
 
しかし、容易に消して書き換えられることから、不正利用のリスクが高くおすすめできません。また、水ぬれや摩擦などで文字が消える可能性もあります。

 

家族カードは所有者本人が署名する

主契約者が利用するクレジットカードに追加で発行できる、契約者と生計をともにする家族が利用するためのクレジットカードが「家族カード」です。
 
家族カードの署名欄には、家族カードそれぞれの利用者が自分で書き込まなければなりません。つまり、配偶者の家族カードには配偶者が、子どもの家族カードには子どもが、それぞれ署名することになります。なぜなら、家族カードの名義人は、主契約者ではなく家族カードを利用する人であるためです。
 
発行時に原則として家族の審査がないことや、利用代金が主契約者の口座から引き落とされることなどから、主契約者が署名すると誤解されることがあります。家族カードを作る際には注意してください。

 

書き損じたら再発行する

クレジットカードの署名を書き損じた場合は、カード会社に再発行を依頼する必要があります。紙の書類のように修正テープや二重線で訂正することはできませんし、インク消しなどで消して書き直すことも避けましょう。訂正や上書きの痕跡があるクレジットカードは、不正と見なされて使用できない可能性があります。
 
使用しているうちに署名が薄れたり消えたりした場合も、上からなぞったり消したりして書き直さず、カードを再発行するのが無難でしょう。

 

クレジットカードの裏面には署名を忘れずに

クレジットカード裏面の署名は、所定の審査を経て契約した利用者本人であることを証明する、非常に重要なものです。クレジットカードの会員規約にも、必ず裏面に署名することが規定されています。
 
署名をしないまま放置すると、不正利用のリスクが高まり、さらに被害に対する補償も受けられない可能性があります。クレジットカードを作ったら、署名欄を必ず埋めましょう。
 
署名欄で使用する言語や文字、書き込む内容に制限はありませんが、サインをする際に署名と一致する必要があることを頭に置いておきましょう。また、書き損じた際には訂正や上書きをするのはNGです。クレジットカードの再発行をし、改めて署名してください。
 
署名がないことで損をしないよう、クレジットカードの署名の重要性を十分に理解することが大切です。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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