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【相談実例】 クレジットカードを使いすぎて家計が厳しい・・クレジットカード払いはやめた方がいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2018年8月7日 10時30分

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「カードを使いすぎて、思っていたより支出が大きくなってしまいました。やっぱりカード払いってやめたほうがいいんでしょうか」   先日、こんな相談を受けました。  

カード払いは悪なのか

カード情報さえ登録しておけば、支払いはワンクリックで完結してしまうのがカード払いの特徴です。
カード払いは現金の支払いに比べると、現金の持ち合わせがなくても購入できるメリットがありますが、カード払いを多用してしまい、思っていたよりも支出が大きくなることもあります。
では、やはりカード払いは悪であり、使わないほうがいいのでしょうか。
結論から言うと、わたしはカード払いが悪だとは思いません。むしろ現金払いよりもカード払いを積極的に活用してもいいと考えています。
日本人は昔から現金が大好きな国で、タンス預金(現金を自宅に保管しておく)なんて言葉も有名ですよね。最近では『マイナス金利が導入されます!』と政府が発表したときに、預貯金を引き出して、自宅に金庫を持とう!と金庫が飛ぶように売れたなんて話もありました。
他の国ではキャッシュレス経済が主流になりつつありますが、日本ではそこまで普及していません。日本でキャッシュレス経済が普及しない理由のひとつに「カード払いは怖い!悪いものだ!」なんて考え方があるのかもしれませんね。
でも、カード払いって(みなさんもご存じのとおり)本当に便利だと思うんです。
現金だとそのつど「今すぐ払ってください!」ですが、カード払いなら「1カ月先に“まとめて”払ってくれたらいいですよ」に変わるんです。また、クレジットカード払いならポイントが貯まります。お店のポイントカードとカード会社のポイントがもらえて、ダブルでお得だと思います。
 

カード払いは多くの時間を短縮できる

わたしがカード払いを推奨する理由は3つあります。
・支払いの時間を短縮できる
・家計簿をつける必要がなくなる
・支払いを1カ月先にまとめることができる
 

支払いの時間を短縮できる

わたしはできるだけ支払いをカード、もしくはプリペイト方式で行いたいと考えています。
電車に乗るときはICカードを活用しますし、コンビニなどで買い物をするときは携帯1つで支払いができるサービスを活用しています。
現金を使わずに支払うと、決済にかかる時間を大幅に短縮することができます。毎回の会計ではそれほど時間は変わりませんが、1日や1カ月単位でみると大幅な時間短縮につながります。
 

家計簿をつける必要がなくなる

また、現金を使わずにカード決済にすれば、家計簿をつける手間を省くことができます。
家計簿をつける人には、買い物をするたびにレシートをもらうようにしてくださいとお伝えしています。月末に今月いくら使ったのかをレシートで確認すると、日々のお金の流れを把握することができるのです。
しかし、これがカード払いなら家計簿をつける必要はなくなります。なぜなら、カード会社からの利用明細に『いつ』『どこで』お金を使ったのかがあらかじめ記入されているからです。さすがに購入した商品までは記入されていませんが、購入したお店さえ確認できれば、自分の経験から『何を買ったのか』は分かります。
カード払いのメリットは、データでお金を管理できることなのです。
 

支払いを1カ月先にまとめることができる

クレジットカードは、お金と時間の価値を考えたときに素晴らしい威力を発揮します。
先述したとおり、現金払いだとすぐにお金を支払う必要がありますが、カード払いだと支払いを翌月まで待ってもらえます。
もし、お金が手元にないのに、今すぐ現金を支払う必要があったとしたらどうでしょうか。銀行や消費者金融などで、お金を借りる必要がありますよね。そういったところでお金を借りると、翌月にお金を返済するまでの期間で金利が発生します。これが現金払いの欠点です。
それに比べ、カード払いだと、支払う期日は同じでも金利は発生しません。いま必要なものを手に入れることができて、なおかつお金を支払う期日は翌月でいい。お店側もカード会社から支払いがあることを信用して商品を渡すことができる。
こう考えると、カード払いも決して悪いものではないですよね。
 

カード払いは使い方次第では便利だが、使い方を誤ると破産の恐れもある

さて、ここまでカード払いのメリットについてお話してきましたが、カードを使いすぎてしまうことには注意が必要です。
人は財布の中の現金を見て、『これだけお金があるから買っても大丈夫!』と判断したり、『これだけしか持ち合わせがないから今日はやめておこう』と判断することができます。でも、カード払いとなると、財布の中の現金を見る感覚が薄れてしまうので『気づけばこんなに買い物してしまった!』なんてことが起こってしまいます。
そうならないようにするには、購入したい商品が『必要』なのか『欲しい』なのかを自分に確認するクセをつけましょう。
『必要』だと思ったものなら、これから先のあなたの生活にきっと役に立つものでしょう。ただ、『欲しい』と感じたものだったなら、買った時点で満足してしまい、買ったあとにその商品を全く使わない、いわゆるムダ遣いになってしまうこともあります。現金で購入してもカードで購入しても、お金を使う行為に違いはありません。
ただ、使い方次第でカード払いはたくさんのメリットがあります。決して悪いものではありません。購入する場所やものによって決済方法を変えてみることをオススメします。
Text:FINANCIAL FIELD編集部

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