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お風呂の「保温ボタン」を切らずに寝てしまいました! 10時間でいくらの損失でしょうか……。

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月5日 0時0分

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家庭でのお風呂の時間は1日の疲れを癒やす大切なひとときです。その快適さを支えるのが給湯器の保温機能です。この便利な機能には、温度管理を自動で行い、いつでも温かいお湯でリラックスできるメリットがあります。しかし、ガス代の節約を考えると、使い方には少し注意が必要です。   この記事では、給湯器の保温機能の概要や浴槽サイズとお湯の量、保温ボタンを切りそこねて10時間作動させた場合のガス代について考えます。

給湯器の保温機能について

家庭用の給湯器には保温機能が搭載されているものがあり、浴槽の水温を設定値に保つことが可能です。この機能は自動で水温をチェックし、必要に応じて加熱を行います。一度お湯を張れば、数時間後でもお湯加減を気にすることなく、すぐに温かい状態で入浴が楽しめます。
 
特に入浴のタイミングがずれる家族がいる場合に重宝される機能です。例えば、4人家族がそれぞれ1時間ずつ入浴する場合、保温機能を使用すると、最初にお湯を張った後、約3時間後の最後の人も温かいお湯で入浴できます。
 
しかし、この機能を活用する際は、使用時間に注意が必要です。夜間に保温機能をそのままにしておくと、翌朝までに多くのガスを消費してしまうことがあるのです。したがって、保温機能は必要な時間だけ使用し、不要なときはオフにすることがコスト削減につながるといえます。
 

浴槽サイズとお湯の量

浴槽のサイズにはさまざまな規格がありますが、一般的な家庭用の浴槽は200リットルから280リットルの容量が一般的です。浴槽の容量は、縦・横・高さの寸法を掛け合わせることで求められます。例えば、縦60cm、横100cm、高さ60cmの浴槽の場合、容量は360リットルです。
 
ただし、浴槽にためるお湯の量は、一般的には高さ40cm程度までなので、このサイズの浴槽での実際の湯量は240リットルと考えてよいでしょう。このような浴槽サイズによる容量の違いは保温機能の使用時におけるガス代の計算にも影響を及ぼします。
 

保温機能をつけっぱなしにしたときのガス代は?

お風呂の給湯器の「保温ボタン」を切らずに10時間動作させたときに無駄になるガス代を試算してみましょう。
 

・損失するガス代の計算式

損失ガス代=保温設定温度-現在の温度×浴槽の湯量÷(燃料の発熱量×熱効率)×都市ガス料金
 
なお、浴槽の湯量は240リットル、都市ガスの発熱量を10750kcal/立方メートル、熱効率を80%、都市ガス料金を145円/立方メートルと仮定して計算します。また、計算結果は小数点第3位以下を切り捨てます。
 

・料金の試算

保温設定温度を45℃、お湯の温度は30分で10℃下がって、35℃になると想定します。保温ボタンの機能として、30分おきにセンサーが働いて設定温度まで回復するとすれば、10時間で20回の追いだきが発生します。計算式より、毎回40.46円が必要です。となると、10時間で809.3円の損失となります。
 

保温機能の賢い使い方でコストを抑えよう

給湯器の保温機能は日々の入浴をより快適にしてくれる頼もしい存在です。しかし、その使い方には少しの注意が必要です。特に長時間の保温はガス代の無駄遣いにつながります。家族が多い場合は、なるべく入浴時間を合わせたりすると、保温時間が短くなり、ガス代が抑えられます。快適な入浴時間を保ちながら、一工夫することで、無駄な出費を減らしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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