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42歳「年収480万円」、ここ数年「昇給」がありません。これ以上「平社員」で収入アップを目指すのはきついですか? 役職を目指すべきなのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月21日 4時20分

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42歳で年収480万円、これまで順調に昇給していたのに、ここ数年は収入が変わらないという人が、平社員のままだとこれ以上の収入アップは難しいのか? また、役職がつくと収入はどれだけ増えるのか?   本記事では、42歳のリアルな年収事情と、「平社員」のまま収入を増やす方法についても併せて解説します。

42歳の条件ごとの年収相場

42歳といっても、企業規模、業種、性別、学歴によってさまざまですが、本記事では「厚生労働省のデータ」に基づき見ていきます。
 

42歳年収の平均値と中央値はいくらか

令和4年における厚生労働省の調査によると、一般企業に勤める42歳の平均年収は「541万円」で、年収中央値は「504万円」という結果でした。
 
平均年収は対象者となる全体のデータを平均したものを表した数字で、年収中央値とはすべての統計のデータを大きい順あるいは小さい順から並べたときに真ん中にくる数値のことをいいます。
 
一般的には、平均値は極端な数字に少なからず影響を受けますので、真ん中の数値を表している年収中央値である「504万円」のほうが、42歳年収の実態により近い数字だといえるでしょう。
 

「役職」がついた場合どれだけ収入が増えるか

つぎに、「役職」がついた場合における役職ごとの平均手当について見ていきます。なお、今回は東京都産業労働局の令和5年版の「中小企業の賃金」を参考に算出しており、役職がついた相場は以下のとおりです。

【役職手当による平均年収アップ】

●「主任クラス」およそ5000円から1万円(5000円×12月=年間約6万円上昇)
●「係長クラス」およそ2万6165円(2万6165円×12月=年間約31万3980円上昇)
●「課長クラス」およそ5万7621円(5万7621円×12月=年間69万1452円上昇)

これは目安額であり、実際は条件によってもさまざまですが、一般的には「平社員」よりも「役職」がついたほうが、収入は大きく増加する傾向にあるでしょう。
 

「平社員」のままでも収入アップを目指す方法3選

「平社員」のままでも、収入アップを目指せる方法について解説します。
 

1. 資格やスキルの取得

会社によっては、資格を取得することで、月数千円から数万円の手当がつく場合があります。仕事に関連した資格やスキルなら会社でも評価されやすくなるので、昇進・昇格も狙えて一石二鳥でしょう。
 

2. 副業をおこなう

副業は収入を増やせる手段の1つです。例えば、休日やスキマ時間で働くアルバイト、ネット上から応募できるクラウドソーシングなど、幅広い仕事があります。最近では副業を認めている会社も増えてきていますので、まずは副業してもいいのかを確認してみましょう。
 

3. 投資を始める

投資を始めるのも1つの手です。42歳の人であれば、これから毎月一定額の積立投資を始めてもじゅうぶんな時間があります。急な収入の増加は見込みにくいですが、投資初心者の人でも始めやすく長期だと大きな収入アップが見込めるでしょう。
 

まとめ

42歳の「平社員」の人でも、これから収入アップはじゅうぶん目指せます。仕事への姿勢だけでなく、資格取得やスキル向上など、何らかの形で会社にアピールすることが「昇級」へつながる可能性があるのではないでしょうか。収入アップに向け、今回紹介したような行動を起こしてみましょう。
 

出典

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査
東京都産業労働局 令和5年版中小企業の賃金事情 調査結果の概要 2賃金事情
 
執筆者:鳥谷威
1級ファイナンシャル・プランニング技能士

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