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小学生の子どもが一人いる共働き世帯です。息抜きのために自分のお小遣いを増やしたいですが、どのくらいが許容範囲でしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月30日 8時30分

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子どもができ家族が増えると、自分のことよりも家族優先で働いたり時間を過ごしたりする人が多くなるでしょう。しかし、自分も一人の人間であり、自分の人生もあるため、たまには自分の時間をもちたいと思うのは自然なことです。息抜きのために、趣味や食などを楽しみたいという人も少なくありません。とはいえ、お小遣いがなければその実現もまた困難です。   本記事では、夫婦共働き世帯のお小遣い事情についてみていきます。

共働き夫婦のお小遣い事情

SMBC日興証券株式会社が2023年12月11日~18日に実施した、「共働き夫婦のおこづかい・資産運用に関する意識調査」から、共働き夫婦のお小遣い事情についてみてみましょう。まず、共働きの638世帯において、お金を「自分が管理している」と回答した人は48%でした。それに続く「配偶者が管理している」と回答した23%は、自分の一存のみではお小遣いを増やすのは困難でしょう。自分が管理していたり、夫婦それぞれで管理していたりする場合でも、家計のことを考えると、まったく相談なしにお小遣いをあげるのは避けたほうが無難です。
 
同調査結果によると、共働き世帯において「お小遣い制」を採用しているのは約半数の49%でした。お小遣いの平均金額は、月に約3万9000円となっています。ボリュームゾーンは、「2万円以上4万円未満」で30%でした。次にほぼ変わらない29%の割合で、「2万円未満」が続きます。この結果から、月のお小遣い額で4万円未満の人が、共働き世帯の6割程度を占めていることが分かります。
 

お小遣いの許容範囲は家計内容による

前述のアンケート調査をみるかぎりは、4万円程度までであればお小遣いを増やせる可能性があります。ただ、許容範囲は家計の収支によっても大きく異なるため、一概にはいえません。そもそも、すでに毎月4万円以上のお小遣いを受け取っている場合は、家計に余裕がないかぎり、パートナーからの了承を得るのは難しいかもしれません。
 
ちなみに、総務省統計局実施の「家計調査(2023年)」の結果によると、共働きかつ未婚の子どもが一人いる世帯の平均実収入は約71万4000円、平均可処分所得は約57万7000円です。一方、平均消費支出額は約35万7000円となっています。消費支出内の住居費が2万円程度と、家賃としては少なくなっている点には注意しなければいけません。これは、同属性の世帯の持ち家率が80%を超えているためです。家賃を支払っている世帯では毎月40万円を超える支出があってもおかしくはないでしょう。
 
それでも共働き世帯では、月に10万円以上の黒字となる可能性があります。もちろん、子どもが成長した、もう一人子どもが生まれたなどした際にはさらにお金が必要になるため、将来への十分な貯えは不可欠です。それらも考慮したうえで少しでも余裕がある場合は、お小遣いを増やせる余地も出てくるでしょう。
 

夫婦でお金について話す合う機会を設けよう

SMBC日興証券のアンケート調査では、共働き世帯でパートナーとお金について「とても気軽に相談できる」と回答した人は49%でした。「少し気軽に相談できる」と回答した人も30%います。お小遣いを増やしたい場合は、パートナーとの相談が不可欠です。息抜きの重要性も伝え、家計についても整理したうえで、お小遣いの増額を相談してみるとよいでしょう。
 

お小遣いの増額は家計の把握とパートナーとの相談がポイント

共働き世帯におけるお小遣いの平均額は4万円程度というアンケート結果があります。息抜きのためにお小遣いを増やしたいという気持ちがあっても、平均より大幅に多い金額への増額は容易ではないでしょう。また、お小遣いの増額が可能かどうかや許容範囲は家計の事情にもよります。一度自分の家庭の収支を把握・整理し、そのうえでパートナーに相談してみましょう。子どもの将来も見据えながらの判断が求められます。
 

出典

SMBC日興証券株式会社 共働き夫婦のおこづかい・資産運用に関する意識調査
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023 表番号3-11
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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