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65歳未婚の「おひとりさま」です。資産形成のポイントを知りたいので教えてください。

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月3日 9時40分

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日本では、年々「おひとりさま」が増えており、今後も増え続けると予想されています。   一見、一人であればお金の心配は少なそうですが、「貯蓄が少ないからこの先が心配」「このままの生活で大丈夫だろうか」と不安を抱えている方もいるかもしれません。   そこでこの記事では、65歳以上のおひとりさまの現状とこれからについて解説したうえで、65歳以上からの資産形成のポイントをご紹介します。

65歳以上のおひとりさまが増えている

今後、65歳以上のいわゆる「おひとりさま」が全国的に増加すると予想されています。
 
国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」によると、全国の65歳以上の方の一人暮らし世帯率は、表1のように推移すると予想されています。
 
表1

2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年
65歳以上の方の一人暮らし
世帯率
32.6% 34.0% 35.7% 37.4% 39.0% 40.0%

※国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」を基に筆者作成
 
なお、65歳以上のおひとりさまが増える要因としては「生涯未婚率の上昇」「離婚」「パートナーの死別」などが考えられているようです。
 

65歳以上からの資産形成のポイント

資産形成の方法に正解はないものの、大事なポイントはいくつか存在します。そこでここからは、65歳以上からの資産形成のポイントを2つご紹介します。
 

老後に必要な金額はライフプラン・ライフスタイルによって変わる

まず、老後に必要なお金は、ライフプランやライフスタイルによって、人それぞれ変わることをおさえておきましょう。
 
金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書が公表されたことを発端に「老後2000万円問題」という言葉が世の中に知れ渡りました。
 
しかし、2000万円という金額はあくまでモデルケース(夫65歳以上・妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の場合の不足額なため、すべての家庭に当てはまるものではないでしょう。
 
実際には、どれくらい生活費がかかるのか、親の介護はあるのか、趣味や旅行などにいくら使うのかなど、必要になる金額は人それぞれです。
 
そのため、まずは今後のライフプランを立て、それにどれくらいの金額が必要なのかを予測し「自分の場合はどれくらいのお金が必要なのか」を考えるところから始めましょう。
 
その後、目標の資産を形成するため、貯金や投資などの必要な打ち手を選択するという順番です。
 

65歳からの資産形成でやってはならない注意点

65歳からの資産形成で注意しなければならない点は、やみくもに投資などのリスクのある運用をしないことです。
 
投資未経験の方が勉強をせずに投資を始めると、リスクを把握できておらず、いつの間にかハイリスクな投資に傾倒してしまう可能性も考えられます。
 
特に、知識がないままに退職金全額を投資デビューに使ってしまうと、このようなことが起こってしまう可能性が高くなってしまいます。そのため、まずは本やインターネットなどで勉強し、少額から始めて投資に慣れていくのがよいかもしれません。
 

資産形成は老後のライフプラン・ライフスタイルを考えることから始めましょう

65歳からの資産形成は、生活費がどれくらいかかるのか、今後いつ、何が起こり、どれくらいの費用がかかるのかなど、支出を想定するところから始めるのがよいでしょう。
 
そうすることで、今の貯蓄・年金・退職金などと比較し、どれくらい足りないのかを把握できるため、やるべきことが明確に見えてくるはずです。「とりあえず投資」のような無計画なことはせず、順番に必要なことから進めていきましょう。
 

出典

国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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