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雨天時、歩行者に「泥はね」すると罰金の支払いが必要!? 運転時の注意点もあわせて解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月9日 4時30分

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雨天時や雨があがってすぐくらいのタイミングでは、道路の端に水が溜まって水たまりになっていることがよくあります。そのような状態の中、道路を走る車が水や泥を大量に跳ね上げる「泥はね運転」をしている様子を見たことがある人も多いのではないでしょうか。   そこまで珍しい光景ではないかもしれませんが、実は「泥はね運転」には罰則があります。詳しく見ていきましょう。

雨天時の運転では水はどれくらい飛ぶのか

そもそも、雨天時の運転では水はどれくらい飛ぶのでしょうか。JAFが行ったテストによると、水深1cmの水たまりをコンパクトカーが時速40kmで走行した場合、水はねの高さは歩道を歩いていた身長150cmの歩行者の肩付近まで飛び散り、幅は車両側方から2mまで及びます。
 
そのため、水はねをしてしまうと、歩行者が濡れてしまうだけでなく、対向車の視界の妨げや安全上のリスクにつながる場合もあるでしょう。
 

泥はね運転は道路交通法違反で罰金がある

危険な行為ともいえる水はね・泥はね運転ですが、道路交通法71条で禁止されています。具体的には、「ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること」と記載があります。
 
さらに、泥はね運転には反則金が設定されています。反則金は大型車が7000円、普通車・二輪車が6000円、原付が5000円です。そこまで高額ではないかもしれませんが、手痛い出費でしょう。
 
また、これらの反則金とは別に、泥はねをしてしまうと「損害賠償請求」をされる可能性もあります。歩行者の服を汚してしまった損害に対して、その責任が泥はね運転をした自分にあるのであれば、そのような請求も当然といえるかもしれません。
 

雨天時の運転で気をつけるべき点

泥はね運転をしないためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
 
泥はね運転を避けるためには、まずは道路や周りの歩行者などの状態をしっかり確認することです。その上で、歩行者が近くにいる場合や水たまりがある場合は、速度を落としましょう。
 
先ほどのJAFのテストでも、速度を時速40kmから20kmに減速すると水のはね方はだいぶ小さくなり、10kmまで減速すれば、深めの水たまりでも、歩道まで水をはねさせずに通過できました(20km時点では水はねは少なくなるものの、危険性は有り)。
 
JAFによると、速度が4分の1になるとエネルギーが16分の1になるため、時速を40kmから10kmにすることで、水はねの距離も16分の1相当になると推察されています。
 

まとめ

安全運転はドライバーが心がけるべき義務ですので、ルールを守って運転する必要があります。そして、歩行者への泥はねをしてしまうと道路交通法に違反します。反則金もありますので、雨天時や雨天直後は道路の状況を確認しつつ、歩行者がいるときはもちろん、対向車などにも注意し、しっかりと減速して走行しましょう。
 

出典

JAF 事象検証「JAFユーザーテスト」
e-Gov法令検索 道路交通法
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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