1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

車屋さんに「ETC2.0」への買い替えを勧められました。従来のETCと何が違うのですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月9日 10時0分

写真

ETCと聞くと、自動料金精算のサービスを思い浮かべる方が多いでしょう。   次世代モデルであるETC2.0は、以前のETCと比べて、より高速で大量のデータを送受信できるものです。それにより、以前のETCにはないさまざまな便利な機能が利用できます。   今回は、ETC2.0の内容や導入費用について解説します。これから車の購入を検討している方や、すでにETCを取り付けていて、ETC2.0への乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ETC2.0を導入するメリット

ETC2.0は、高速道路におけるさまざまな便利なサービスを利用できます。この章では、利用できる4つのサービスについて解説します。
 

料金が割引になる

ETC2.0は、圏央道における料金の割引が受けられます。割引区間は、茅ヶ崎JCT〜海老名JCT、海老名〜木更津JCTの圏央道と、藤沢〜茅ヶ崎JCTの新湘南バイパス区間です。割引額に関しては、高速道路の普通区間と同じ水準(普通車24.6円/キロメートル)となります。
 
例えば、普通自動車で圏央道の入間〜境古河を利用した場合、以前のETCでは2180円かかるところをETC2.0にすることで1850円になり、330円割引されます。
 

渋滞状況を確認できる

ETC2.0は広範囲の交通情報を取得できるため、高速道路の渋滞情報や事故情報などもスピーディーに把握できます。これにより、迂回路の提示や目的地までの最適なルートを示してくれるようになり、渋滞を回避しやすくなります。
 

一時退出と再進入が可能

以前のETCでは、一度高速道路を出て再び高速道路に戻る場合、再度料金を支払う必要がありました。しかし、ETC2.0は、高速道路の休憩施設不足を解消する目的で、条件を満たせば一時退出や再進入が認められます。
 
ETC総合情報ポータルサイトによると、一時退出、再進入が利用できる条件は以下の通りです。


「ETC2.0搭載車」
「対象のインターチェンジもしくはスマートインターチェンジでの乗り直しかつ順方向の利用のみ料金措置」
「対象の道の駅に必ず立ち寄る」
「対象のインターチェンジもしくはスマートインターチェンジ退出後、2時間以内に同一のインターチェンジから再流入」

 

災害情報を音声で受信できる

ETC2.0は災害が発生したときに、音声による情報共有が行われます。
 
例えば、高速道路を走行中に地震が発生した場合、音声での注意喚起や被災状況などから、交通規制の情報や迂回ルートなどの情報を得ることが可能です。走行中にかかわるリスクを未然に防ぐために役に立ちます。
 

ETC2.0への乗り換え費用

ETCからETC2.0へ変更する場合、ETC2.0に対応可能な車載器が必要となります。ETCカードは、以前のものでも使用可能です。車載器は、自動車ディーラーやカー用品店、インターネットなどで購入でき、費用は1万5000円〜3万円程度が相場のようです。
 
車載器は自分でも取り付け可能ですが、取り付ける位置や配線などの調整が必要となるため、自分で取り付けることが難しい方は、近くの自動車ディーラーやカー用品店、自動車整備工場などに依頼しましょう。
 

高速道路をよく利用する方はETC2.0への変更も検討しましょう

ETC2.0は、料金の割引や一時退出・再進入などの以前のETCにはない機能やサービスが受けられます。
 
普段からよく高速道路を利用する方や、快適にドライブしたい方は、機能面の確認や導入費用も含めて、ETC2.0の導入または乗り換えを検討してみましょう。
 

出典

ETC総合情報ポータルサイト 一時退出・再進入
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください