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10時間のドライブで車の「暖房」をつけっぱなしに…!燃費に影響しますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月27日 2時10分

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車でのドライブは、電車やバスなどの公共機関を利用するより時間や周囲を気にせずに過ごせるでしょう。まだまだ肌寒い日には暖房を使う場面もあると思いますが、「燃費に影響するのでは?」と心配な方もいるかもしれません。   そこで今回は、暖房の使用が燃費にどの程度の影響を与えるか説明します。なるべくガソリン代をおさえたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

暖房機能が車の燃費に与える影響

まず、車のエアコンについている「A/Cスイッチ」「AUTOスイッチ」について説明します。
 

【A/Cスイッチ】

・車内を冷却・除湿できる
・冷房が必要な季節に使用すると車内を冷やせる
・暖房はエンジンの排熱を利用するため、スイッチを入れる必要はない
・窓ガラスが曇った際に使用すると除湿し、曇りが取れる
・使用することで燃費に影響する

 

【AUTOスイッチ】

・車内の温度を自動調節してくれる
・使用時にA/Cスイッチも自動でONになることがある

 
それぞれの特徴から、暖房使用時にはA/CスイッチやAUTOスイッチを入れる必要がないと分かりました。燃費向上のためには、各スイッチをこまめに切り替えることが大切です。
 
暖房を使用するにはエンジンが稼働している必要があるため、その分ガソリン代がかかります。一方で走行中に暖房を使用する分には、余分なガソリンを消費しにくく燃費にもあまり影響がないといえるでしょう。
 
ただし、電子ヒーターやヒートポンプを採用しているハイブリッド車などでは、暖房を使う際に電力が必要です。暖房をきかせるためのエネルギーが不足している際には、強制的にエンジンがかかることも。この場合、燃費に影響する可能性があります。
 

車の運転時に気をつけるべきこと

エアコンスイッチを適切に使用することで、暖房自体が燃費に与える影響は少ないと分かりましたが、燃費を向上させるにはエコドライブの実践も欠かせません。燃費を向上させるための運転方法について、いくつかご紹介します。
 
・発進時のアクセルはふんわり穏やかに踏む
日々の発進時におけるふんわりアクセルの継続は、10%程度の燃費改善につながります。
 
・車間距離にゆとりを持ち、無駄な加速・減速をしない
ゆとりのある車間距離は、無駄な加速や減速を防ぎ燃費の低下につながります。
 
・アイドリングをやめる
一時的な駐車時のアイドリングをなくすことで、燃料の消費を防げます。
 
・タイヤの空気圧の点検・整備を習慣づける
タイヤの空気圧が適正値を下回っていた場合、市街地で2%、郊外では4%ほど燃費の悪化が見られるようです。
 
・不要な荷物は積まない
荷物の重さが燃費に与える影響は大きく、100キログラムの荷物を載せて走った場合の燃費は3%ほど悪化します。
 
ではここで、燃費の違いでガソリン代がどの程度変わるか計算してみましょう。ドライブで400キロメートル走行すると仮定し、ガソリン代は、経済産業省 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」を基に、174.9円/リットル(2024年4月15日時点)とします。
 

・燃費18キロメートル/リットル:約3848円
・燃費25キロメートル/リットル:約2798円

 
およそ1000円の差が出ると分かりました。燃費がガソリン代に与える影響は大きく、燃費を向上させることで節約につながるといえます。
 

車の暖房は燃費に大きな影響を与えない可能性が高い

エアコンスイッチの適切な使用により、暖房が燃費に与える影響は少ない(ガソリン車の場合)と分かりました。車の燃費を向上させるには、エコドライブを日々の運転に取り入れることが大切です。適切なエアコンの使用とエコドライブが、お財布と環境に優しい生活を送るポイントです。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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