【比較】ジャパンネット銀行の住宅ローンの金利・団信内容・手数料を比較

ファイナンシャルフィールド / 2019年9月26日 3時0分

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ジャパンネット銀行の住宅ローンが2019年7月末に発売されて早2カ月が過ぎようとしています。   今回はこのジャパンネット銀行の住宅ローンの特徴および概要について徹底解説をしていきたいと思います。  

金利比較

ジャパンネット銀行の住宅ローンの魅力は何といってもその金利の低さです。変動金利もさることながら、固定金利についても他のネット銀行と比較すると、下の表にも示したとおり、かなり低い金利となっています。
 

社名 変動金利 10年固定金利
ジャパンネット銀行 0.415% 0.580%
じぶん銀行 0.457% 0.590%

なお、ジャパンネット銀行の基準金利は、変動金利が2.315%。固定金利が2.480%となっています(2019年9月時点)。
 

ジャパンネット銀行の金利を深堀

では、ジャパンネット銀行の住宅ローンの金利について、もっと詳しく説明していきましょう。
 
ジャパンネット銀行の住宅ローンの金利には、変動金利における「全期間引下型」と言われるものと固定金利における「当初期間引下型」との2つが用意されています。ここではそれぞれ金利変動の違いを、実際の数字を示して解説していきます。
 
1.変動金利で「全期間引下型」を選択した場合
変動金利を利用し続けている限り、「基準金利-1.9%」が適用されます。従って、基準金利が変わらなければ0.415%の金利適用が継続されることとなります。
 
(1)途中で固定金利に切り替えた場合:今まで変動金利を利用していた方が、途中で「10年固定金利」に切り替えたとしましょう。
その場合、適用される金利は「基準金利-1.4%」となります。従って、今の時点で「10年固定金利」に切り替えた場合、適用される金利は1.08%となります。
 
(2)再度変動金利へ切り替えた場合:上の例の続きとなりますが、10年間固定金利を利用し、その後また変動金利に切り替えたとしましょう。
その場合は上に述べたように「基準金利-1.9%」が適用されるということになりますので、その時点で基準金利が現在と変わっていなければ0.415%の金利で利用できるということになります。
 
2.固定金利で「当初期間引下型」を選択した場合
最初に選んだ固定金利の期間おける適用金利は「基準金利-1.9%」ですので、最初の10年間は固定金利0.580%の適用となります。
 
(1)途中で変動金利に切り替えた場合:固定金利で利用していた方が途中で変動金利に切り替えた場合、そこで適用される金利は「基準金利-1.4%」となります。
従って、現在の基準金利をそのまま当てはめると、変動金利へ変更後は0.89%の金利が適用されることとなります。
 
こう見ると金利の変動が激しく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。このようにジャパンネット銀行の住宅ローンの金利は固定であっても変動であっても、利用する側にとってはとても有利な水準であるといえます。
 

団信比較

それでは、ジャパンネット銀行の住宅ローンに用意されている団信について、その概要を含め詳しく説明したいと思います。
 

保障プラン 概要 上乗せ金利(ジャパンネット銀行) 上乗せ金利(じぶん銀行)
一般団信 死亡・高度障害状態あるいは余命6カ月以内と診断された場合、住宅ローンの残債が0円となる 無し 無し
がん50%保障団信 一般団信の条件に加え、住宅ローン返済中にがんと「診断」された場合、住宅ローンの残債が50%(半分)となる 0.1% 無し
がん100%保障団信 上のがん50%保障団信と同様、住宅ローンの返済中にがんと「診断」された場合、住宅ローンの残債が0円となる 0.2% 0.2%
11疾病保障団信 上のがん100%保障団信に加え、10種類の生活習慣病で180日継続入院となった場合、住宅ローンの残債が0円となる 0.3% 0.3%
ワイド団信 過去の疾病や現時点の病状で一般団信への加入が難しいという方向けの、いわゆる緩和型の団信。保障内容については一般団信と同じで死亡・高度障害状態あるいは余命6カ月以内と診断された場合、住宅ローンの残債が0円となる 0.3% 0.3%

 
じぶん銀行の住宅ローンでは、「がん50%保障団信」においても上乗せ金利は無しとされているところが強みですが、もしジャパンネット銀行の住宅ローンで「がん50%保障団信プラン」を選択したとして、最終的な金利は0.515%となります。
 
じぶん銀行の住宅ローンでは0.497%となりますので、若干不利ではありますが、その他の「がん100%保障団信」や「ワイド団信」については基本となる金利がジャパンネット銀行の住宅ローンの方が低いため、ここでも他の銀行よりも有利であるといえるでしょう。
 

手数料および保証料についての比較

次にジャパンネット銀行の住宅ローンの手数料および保証料について他社と比較してみました。
 

項目 ジャパンネット銀行 じぶん銀行
事務手数料 借入金額×(2%+消費税) 借入金額×(2%+消費税)
諸費用の借入 可能 可能
返済方法 元利均等返済 元利均等返済
元金均等返済
繰り上げ返済 一部繰上げ返済については手数料無料。ただし、全額繰上げ返済の場合は3万円+消費税が必要となる。 一部繰上げ返済については手数料無料。ただし、固定金利特約適用中で全額繰上げ返済の場合は3万円+消費税が必要となる。
保証料 無料 無料
5年、125%ルール 適用なし 適用あり

 
こう見ると、競合他社との違いはそこまでないかなと思われます。返済方法が「元利均等返済」しかないのが特徴ですが、住宅ローンの返済を行っている方のほとんどが元利均等返済を選択していることを考えれば、あながち不利とも言えません。ここで特筆すべきは5年ルールおよび125%ルールの適用がないことです。
 
ただ、これも最近の低金利時代を考えるとそこまで問題視するところでもないように思えます。
 
その証拠に、ソニー銀行や新生銀行の住宅ローンも、5年ルールおよび125%ルールの適用は無しとなっています。
 

審査基準についての比較

さらに審査基準についても比較してみました。
 

項目 ジャパンネット銀行 じぶん銀行
年齢 借入時の年齢が20歳以上65歳未満で、かつ、完済時の年齢が80歳未満 借入時の年齢が20歳以上65歳未満で、かつ、完済時の年齢が80歳未満
年収 前年度年収200万円以上 前年度年収200万円以上
国籍 日本国籍または永住許可のある人 日本国籍または永住許可のある人
職業 個人事業主および家族が運営する会社経営者は利用不可 派遣社員・契約社員でも借り入れ可能
収入合算・ペアローン 共に利用可能 共に利用可能
資金使途 戸建やマンションの購入(中古でも可能)。戸建ての新築費用、借り換え費用 戸建やマンションの購入(中古でも可能)。戸建ての新築費用、借り換え費用

 
こう見ると、ジャパンネット銀行やじぶん銀行は前年度の年収を基準に入れている事がわかります。これはもちろん信用にかかわる部分ですので他の会社でもしっかりと基準を設けていることがほとんどです。
 
他に違いがあるとすれば職業についての制限が、ジャパンネット銀行については厳しいということでしょうか。表に記載しているとおり「個人事業主および家族が運営する会社経営者は利用不可」となっているため、他社と比べると若干厳しいかなという印象を受けます。しかし、それ以外の公務員および企業の正社員であれば問題はないといえるでしょう。
 

ジャパンネット銀行のこれからを考察

当初期待されていたのは、Yahoo!との連携でどんな新しい商品が出るかというものでしたが、今のところ具体的な商品は発表されていません。
 
ただ、今後の消費税増税におけるキャッシュレス決済のポイント還元に伴う商品が期待できるかもしれません。また、発売開始して間もないものの、申し込みが殺到している状況から推測しても、その対応いかんによっては批判が出てくる可能性も否めませんし、これからしばらくは様子見という形になるのではないでしょうか。
 

まとめ

全体的に見て、最後発の住宅ローン商品であることから、金利および保障内容についてもかなり他社と比べて優位な条件が揃っています。自分のニーズをしっかり把握し、それに合うようであれば、ぜひ候補の一つに挙げて検討していきたい商品であることは間違いないでしょう。
 

執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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