子どもの教育費は、学資保険だけで準備できるの?
ファイナンシャルフィールド / 2019年2月19日 7時52分
幼稚園以降は教育費がずっとかかる よく、教育費は子ども1人あたり1,000万円かかるといわれます。しかし、子どもの教育費は3歳で幼稚園に入園する頃からかかり始めます。文部科学省の調査によると、幼稚園から高校まですべて公立 […]
幼稚園以降は教育費がずっとかかる
よく、教育費は子ども1人あたり1,000万円かかるといわれます。しかし、子どもの教育費は3歳で幼稚園に入園する頃からかかり始めます。文部科学省の調査によると、幼稚園から高校まですべて公立に通った場合でも、合計で約520万円かかります。その内訳は、幼稚園で約63万円、小学校で約192万円、中学校で約144万円、高校で約123万円です。公立であっても、3歳以降はまとまったお金がかかります。
一方で、学資保険の満期は18歳以降に設定されているものが一般的です。商品によっては、中学校、高校への進学時に合わせて満期を設定したり、一時金を受け取れたりするタイプもありますが、いずれにしても10年以上の積立期間が必要なことがほとんどです。ですから、子どもが小さいうちにかかるお金は、学資保険では賄えません。
高校までは家計から、大学費用は学資保険で
つまり、高校までにかかるお金は、ほとんどが家計のやりくりによって捻出していく必要があります。子どもが幼稚園に入る前など、お金があまりかからない小さいうちからコツコツと貯めておくのも大切です。
これに対して、大学ではさらに大きなお金がかかります。日本政策金融公庫の調査によると、大学の入学と在学にかかる費用(4年間)は国公立大学で約457.5万円、私立大学文系で約675.5万円です。冒頭で子ども1人あたりの教育費が約1,000万円と述べましたが、このほぼ半分を、大学4年間で使うことになります。このため、大学にかかる費用は学資保険で長期間かけて積み立てておくことが重要なのです。
このように、教育費は子どもが一人前になるまでの約20年間ずっとかかるものです。幼稚園から大学までそれぞれにかかる費用を知り、その一部を担うものとして学資保険を活用しましょう。
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